第4話
放課後...
クラスメイト「お前だろ!抜け出したの!」
貴「あっ、はい。」
貴はクラスメイトの男子たちに囲まれて
ガキ大将のような少年に話されていた。
僕は、これ、いけないことをやったのかな。
クラスメイト
「どうやって抜け出したんだよ」
貴「僕の能力"影"って言って
一定の間雰囲気や姿を消し、隠れれるの。」
クラスメイト
「それじゃ、今日職員室に侵入しないか?」
貴「えっ、あ、あぁ。」
貴も正直、先生の秘密に気になっていた。
クラスメイト
「よっしゃ!行くか!俺は
いきなりのことに戸惑いつつ、
貴はついて行った。
零先生は各部屋の掃除、
創亜先生は夕食の準備をしていて、
利無先生は職員室で作業をする。
1人の囮役の子が
利無先生に勉強について教えてもらうために
呼び出した。
しかし、職員室に鍵がかけられるため
貴の影ですれ違って入る。
遥「今だ!」
僕は遥を影で包み職員室に入った。
(カチャ)
侵入に成功したのであった。
職員室...
4つの机が並んでいた。
一つは大量の書類が置いてありすごく汚い
その隣にある机はアルバムや
写真が置いてある
向かい合ったもう一つは
分厚いファイルが置いてあり、
その隣は何も置いてない机だった。
遥「思ってたのと違う..」
僕は一つの机に置いてあった
ファイルを手に取り、開いてみた。
幻の色を作れると言われる
テルタルンという花、
時空の力を持つというアテライト鉱石
聞いたことのないものばかりで僕たちには
まだ早かった。
上位クラスの人がいたら、何かわかるかも。
遥「これは、利無先生の机だな。
上位クラスの教材が入ってる。」
貴「このアテライト鉱石って分かる?」
アテライト
大体のものがダイヤ型で取れる
緑色に輝く宝石。
遥「なんか、創亜先生のペンダント、
利無先生のピアス、零先生のブレスレット
にもこんなのついてなかった?」
貴「ごめん、
まだ1日目だからよくわかんない。」
遥「あっ、そうだった。」
次に2人は写真が多い机を見た。
先生たちと写っているのは、色のある世界、
なぜここは
この学校にしか色がないのだろうか。
その下には
白くなっている学校の写真があった。
学校が、、白い?
不思議に思いつつ、アルバムを見てみると
最初に集合写真があった。
零先生と、
他の中学生らしき人たちが10人ぐらい、
その下には小学生らしき人たちが6人、
零先生の腕には腕章があり、走会副とみえる
なんのことだろう。
しかし何かを感じる。
遥「お、おい、これ、お前じゃない?」
衝撃だった。小学生ぐらいの人たちの中に
僕と瓜二つの少年がいたのだ。
貴「零先生と僕は..?一体...うっ」
頭が痛い、記憶にあるようなないような、
そこから先は覚えていないけれど
僕は頭を抱えて倒れ込んだらしい。
遥が職員室から連れ出して、
先生のところまで運んでくれたらしい。
うっ..
零「あっ、起きた〜、おはよ〜。大丈夫?」
零先生だった。
零先生の声は優しく安心できる。
貴「大丈夫です..」
零「ごめんね、
知らないところに来てすぐなのに
大変な思いさせちゃって」
先生は悪くない、先生だってきっと
一生懸命なんだ。そう理解していた。
零「それと、
職員室に誰か入ったらしいんだよね。」
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