3.職業と能力ステータス鑑定

1つ前に、「2.リューナク教会」を追加しています。

お読みになってない方は、そちらからお読みください。


2025/01/08 改訂

アーネストの本名を追加、一部修正をしました。



「ようこそおいでなされました、ライザー様。」


 ラングスバーン市にあるリューナク教会の大司教、アーネスト・ログスウェイだ。


「アーネスト大司教、今日、職業と能力鑑定をしてもらう、うちの3男のエリオットだ。」


「アーネスト大司教さん、よろしくお願いします。」


「エリオット様でございますね、ささ、こちらへどうぞ。」


 案内された先には、鑑定に使う丸い水晶玉と能力を記載するために使うステータスプレートが置かれていた。ステータスカードの大きさは、だいたい、7cm×10cmくらいだろうか。


「これより、ラングスバーン子爵家3男のエリオット様の職業&能力鑑定を始めます。エリオット様、この丸い水晶に触れてください。」


「分かりました。」


「では、いきます。創造神リューナクよ、ここにいる彼に、祝福を与え、その能力を示したたまえ!」


「どうですか?僕の職業はいったいなんだったのでしょうか?」


「今浮かんできました、、、これはっ!今、ステータスプレートに書き込んでおります。」


 アーネストの横に置いてあるステータスプレートに文字が刻まれていく。


「読み上げますね。何々?エレメンタルパラディン?最上位職のパラディンに四大精霊の魔法を使えるハイブリッド職?これは、今までみたことがありません。エリオット様。おめでとうございます!」


「えぇー!僕が最上位職!?」


「ええ、今まで発見されていない、最上位職です。これは、国王様と教皇様に連絡しなければなりません。しかも、LV1ながら能力ステータスもかなりのものです。」


 そう言われて渡されたステータスプレートを見てみると。



名前:エリオット・ラングスバーン

年齢:5歳

職業:エレメンタルパラディン

Lv:1

HP:2500(通常のLV1だと100程度)

MP:1000(通常のLV1だと50程度)

攻撃力:750(通常のLV1だと50程度)

防御力:1500(通常のLV1だと50程度)

魔法適正:火魔法、光魔法、空間魔法、生活魔法、身体強化魔法、精霊魔法

所持スキル:病魔耐性LV5、異常耐性LV5、鑑定LV4、アイテムボックスLV3


創造神リューナクの加護(本人にしか見えない)

説明:LV1上がるごとに、全ステータスが1000ずつアップする。


称号:生命剣ウィルティングの所持者(本人にしか見えない)

(創造神リュナークが与えし聖剣、5つのスキルを持ち

所持者の成長により、使用できるスキルが増えていく。通常は、アイテムボックスに収納されている。)



「(何か、創造神の加護と聖剣の所持者ってやばくないですか?生命剣ウィルティングは、人がいるところでは、使わない方がいいかもしれないな。。。)」


「やったじゃないか、エリオット。父さんより凄い職を貰えるなんて思わなったぞ!今日は、帰ったらお祝いだな!」


「ほんとね、うちに帰ったら勉強だけじゃなくて、剣と魔法の練習も始めないとだめね。」


 楽しそうに話す、ライザーとイザルナ。


「うっわ!こんなステータスみたことないよ。」


 ステータスプレートを目が飛びでる勢いで見ている、アスタ。


「いいなー、エリオいいなー。」


 羨ましがってる、ライズとミリア。


「言った通りじゃったろ、まぁ、予測より遥か上だったが。」


 とか言いながらも、ちょっとびっくりしているワオルト。


「これは、レベルが上がっていけば、かつてこの世界にいた英雄に並ぶかもしれませんね。ともあれおめでとうございます。国王様と教皇様には、こちらから連絡をさせますので、今日のところはこれで終わりです。あと、ステータスプレートは、教会や冒険者ギルトで書き込めますので、大切にお持ちください。」


「アーネスト大司教さん、ありがとうございました。」


「いえいえ、こちらもいい物が見れましたので。」


「アーネスト大司教、これで失礼するよ。」


「はい、ライザー様。またいつでもお越しください。」


 こうして、僕らはまた馬車に乗り、ラングスバーン子爵邸に向かったのだった。



【あとがき】

お読みにいただき、誠にありがとうございます。

マイペース投稿になりそうですが、頑張って投稿していきたいと思います。

応援よろしくお願いします。

なろうでも連載しています。

誤字脱字がありましたら、コメントにてお知らせください。

自分のほうでも、シナリオ内容を訂正させていただく場合がございます。ご了承ください。

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