1/10 夜 部屋移動は突然に

看護師長「月曜に重症患者が来るのでナースステーションに近いここの部屋を使いたいです。引っ越しお願いします」

ぼく「しょうがにゃいにゃぁ」


 という事で明日お引越しです。

 明日の朝に自分が移動する先の患者さんが退院するので、その後に清掃が入ってから引っ越しの予定。退院時間は不明なので午前に引っ越し化午後に引っ越しか分かんないけど用意だけしといてねって言われたので用意はしました。


 断る事も出来たんだろうけど、こういうのは助け合いだからしょうがないよね。自分が重傷の時に断られたら嫌だもん。




 そして昼間に説明された注射で薬を注入するのを行う。

 注射っていうとインスリン注射を思い浮かべるけど、案の定器具としては同じものらしい。ただ、薬は全然違うし昨年末ぐらいに出たガチな最新版の薬らしい。

 注射なのでこれから毎週金曜日の昼に自分で投与する必要がある。薬は冷蔵庫保管が必要らしいんだけど、そうなると平日金曜日だから職場に置いておく必要があるってこと? 最初の注射は明日(土曜日)じゃダメだったんですかね…


 また、入院中の数少ない楽しみとして、院内の自販機や売店のブラックコーヒーの飲み比べを始める事にした。

 いろいろな数値を計っているから糖分を取るのはダメなのは分かっていたけど、カフェインは取ってもOKらしい。なので色々と飲んでみようと思う。

 感染症シーズン真っ最中なので外出やお見舞いが厳格化されているんだよね。なので院外の森や川辺の散歩なんかも出来ない。食べるか飲むかぐらいしか気分転換出来ないのって入院してる人には結構きついと思うわ。特にインターネットの使い方わかんないお年寄り。

 自分はこうして外部と連絡取れるからいいけど、もしもノーパソとかスマホとか持ってこれなかったら退屈で精神が死んでたかもしれない。

 感染症って厄介なものだなって再認識した。病院も忙しくなるし、本当にマイナスな事ばかりだからみんなちゃんと感染症対策しようね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

入院日記 @dekai3

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ