第6話スライム2
平原は緑の草に覆われており森のように木が近くにあるわけではないためよく動ける。
「こっからあとどのくらいだ?」オーズが服に着いた葉っぱをどけて聞く
「だいたいさっきの森の二倍くらいかな」こうたが地図を見ながら言った
「長いな」ケイがリロードをしながら言った
「まあ森みたいに急に出てくることはなさそうだし良くね?」オーズが言う
「そうだな」
草原は風が吹いており、草がガサガサと音がする見当たりのいい空間が広がっていた。
近くの背の高い草から音がした
「ん?」こうたが反応した
草から先ほどの同様のスライムが数匹出てきた
「うお!」
スライムが攻撃をしてきて、ギリギリのところでかわした
「またかよ」ケイがめんどくさそうに言う
「とっととやるぞ」オーズがナイフを構えた
スライムが集まりだし大きなスライムになった
大きくなったスライムがメンバーの方へ近づいてきた
「こっちきたぞ!」ケイが焦る
「撃つんだ」こうたが言う
ばしゅん、バンバンと矢と弾を放った
ピチュンと音がしてスライムが小さくなり、小さいのとちょっと大きいのにわかれた。
小さいのがメンバーの方に向かってきた
「なんだ?」とケイが銃を向けた
「降参かな」オーズが言う
いきなりスライムが目の前でバラバラ分裂した
前を見ると大きい方のスライムの形が変わって人のような形になっていた。
腕の部分を刃物のように薄くしてメンバー側に向けた。
「くるぞ」こうたが周りに言い終わる前に、スライムが薄くした場所を投げてきた
速さはだいたいキャッチボールの速さだ
ケイとこうたが咄嗟に打つ、ピシュンと崩れるが一瞬で治ってしまう
腕はオーズの方に向かって行った、オーズがナイフを数本投げるが半分ほどに小さくなるだけで止まらなかった。
シュン
と音を出してふくずんが斧(斧と槍と鶴橋が合わさった複合斧)で腕を切った、一気に攻撃したことにより飛んできた腕の広い範囲が落ち、形を保てなくなり壊れた。
スライムは人の形のまま、突っ込んできた、飛ばした腕は再生しており同じような刃物に変えていた
「自分が行く!」ダッと走りナイフを構えた
オーズがナイフで切るが少し傾いただけだった
攻撃しようとスライムが上げた腕をケイとこうたが撃った、ピチュンと音を立てて腕が飛んでいった
右足、左足と撃ち体制を崩した
「ナイス!」ザシュザシュとナイフで斬りつける
「ふぅー!」とだんだんテンションが上がり
スピードと威力が上がっていった
だが再生力も高く、飛び散ってもすぐ戻っていった
「どいて!」後ろで声がしてオーズは数歩横に移動した
後ろからふくずんが斧を振りかぶり走ってきた
振り下ろした斧はスライムを斜めに二つに斬り、すぐさま斧を引き、斧の先端の槍を振り回した二つから四つにスライムはバラけた
バラけたスライムのうち二体が元の小さいスライムになった片方をこうたが矢を放ち、ふくずんが斧を振り下ろし、片方はケイが数発撃ちオーズがナイフを刺した
「ふうー」ケイがため息をつく
「少し手間取ったな」こうたが言う
オーズが「スライムってあんなに強いんだな」
と浅い呼吸をしながら言った
「とりあえず進む?」ふくずんがメンバーに聞く
「ああ」こうたが返事する
メンバーはまた進んでいった
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