第5話スライム1

「また森か」ケイが文句を言った「町が森の近くにあるからだろ」オーズが言う「他に道あるけどこっちの方が近道だし」こうたが仕方なさそうに言った「そうだけどさー、またなんか強い敵出るんじゃねえの?」「その時は倒すなりしたらいいじゃん」オーズが軽はずみに言った

ガサガサと近くの茂みから音が聞こえた。

「ほらーやっぱり何かいるじゃん」ケイがオーズの方を見る

「…ごめん」

出てきたのは鹿のような動物だった。

「鹿ちゃんみたいだー」オーズが見ながら言った

「トナカイじゃない?」とケイ

ガサガサと後から数匹出てきた

鹿のようなものがこちらに気づいたあと姿勢を低く構えた

「これくるんじゃね?」オーズが後ずさる

ダッ!と走ってきた

「やべえ逃げろ!」こうたが叫んだ

ダッタッタとみんなが走る

先に逃げてたはずのオーズにこうた達がどんどん近づき追い越した

「待ってくれー!」

鹿がオーズにだんだん近づいていく

(死んでしまうー!)

ピタっと鹿が止まった

「えっ?」

どうやらナワバリに入ったらしく、追い出されようとしただけのようだ

「見つからねえように回ってこうぜ」オーズがいう

「そうだな」

森を数分歩いた時にまたガサガサと音が聞こえた。

「やべえ早く行こうぜ」小さい声で言って通り抜けて隠れた、見てみると茂みから出てきたのはさっきの鹿のようなものだった

「危なかったな」

「とっとと森から出ようぜ」

早歩きをして開けたところが見えた時に、平地の近くの茂みからガサガサと音がした。

「このままじゃ走っても間に合わない」

「じゃあやるんだな?」

「できれば倒したくないが」

茂みからさっきのような鹿

……ではなく鹿の頭を持った半透明のやつが出てきた

「なんだあいつ?」

「さっきの鹿みたいなやつではないな」

謎の生物がこちらを見て、向かってきた

「こっちきた!」と身構えるこうた

「敵じゃねえの?」ケイが言う

「意外と友好t…」オーズが言おうとした時

鹿の形をした腕で攻撃をしてきた

「敵でした!」ギリギリのところでかわしながら言った

「スライムかな」

スライムのようなものはスーっとこちらに近づいてきた。

_スライムですね、体を変えることができ見本があれば真似ができるモンスターです。

「やばいこっちきた!」

バシュンとこうたが放った矢がスライムに命中した「とっとと倒して進むぞ」

「了解!」

オーズがナイフを数本投げ、スライムに命中した、スライムはだんだんと小さくなって行った

「喰らえ」ケイが小さくなったスライムに銃弾を打ち込んだピシュンとスライムは消えた

「よし進むか」こうたが言い、平原に出た

地図を見ると近くに洞窟があるので向かうことにした。

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