第4話 じまんのおねえちゃん
わたしの
おねえちゃんは
とてもかわいくて
きれいです。
さらさらの
ながいかみのけと
おおきなおめめは
ビーだまみたいに
きらきらしてます。
わたしも
いつか
おねえちゃんみたいに
かわいく きれいに
なりたいとおもっています。
さいきん
おねえちゃんが
ピアスをあけたいと
いいます。
わたしはいやです。
おねえちゃんの
おみみに
はりをさすのは
いたいし
ちがでます。
だけど
おねえちゃんは
もっと
かわいくなるために
ピアスをあけたいのと
いいます。
はりでさされるんだよ?
いたいよ?
だいじょうぶ!
かわいくなるために
すこしくらいの
いたみは
がまんできるのよ
ほんとに---?
おねえちゃん
こうえんであそぼうよ!
ひさしぶりに
おねえちゃんと
てをつないで
こうえんにいきました。
おねえちゃんは
大きな木のよこにある
ベンチにすわって
えがおで
わたしに手をふっています。
わたしも
えがおで
てをふりかえします。
わたしは
もっていた
おきにいりのボールを
大きな木の
まんなかくらいに
ちからいっぱい
なげました。
そして
ボールが落ちてきます。
ハチさんのおうちといっしょに。
ねぇ?
おねえちゃん。
ハリでさされると
イタイでしょ---?
おわり。
きたみや りえ
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