第3話 感情はゴミ

 感情なんてものはゴミだ。

 感情なんてものが存在するから人は悲しみ苦しみ憎しみ合うのだ。

 だから俺は何度でも言える。

 感情なんてゴミ以外の何物でもない。

 友情も愛情もすべては感情から来ているのだ。

 全てのゴミの根源。

 それが感情だ。

 人間は常に感情に振り回されている生き物だと俺は思う。

 そうでなければ戦争なんてものは起きない。

 戦争なんてものは領土を拡大したい。

 あの国が憎い。

 戦争が起こる理由の大半は感情的なものだ。

 理性的で合理的な判断ができるならそもそも戦争なんて起きないだろう。

 戦費はかさむし人的損害も激しい。

 それでもし戦争に勝利して他国を植民地にしてもその地には火種が残ることになる。

 全く採算が合っていない。


「お前も俺を裏切って先に逝っちまったんだな」


 だから、この胸を切り裂くような悲しみを生み出している感情が俺は嫌いで仕方がない。

 感情が無ければ、友情なんてものを感じていなけらば俺はこんな苦しみを味わわなくて済んだのに。


「そうは言っても感情を完全になくすことなんてできはしないんだよな」


 これから長い人生俺はこのクソったれな感情と向き合って生きて行かないといけないのだろう。

 だからきっと大切なのは感情を真っ向から否定することではなくどう折り合いをつけるかってことなんだろうな。

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俺はもう一人でいい 夜空 叶ト @yozorakanato

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