第2話 愛情はゴミ

 愛情なんてものは信用できない。

 そう思ったのは俺が高校二年の時だった。

 好きだった女の子にラインで付き合ってみる?と言われた数日後俺はその子に告白した。

 その結果見事に振られてしかもグループからハブられるっていうおまけつきだ。

 あれ以降女性のことが信用できない女性不信になってしまった。

 数年が経った今でも俺はこの件を引きずっている。


「マジで、メッセージアプリで付き合ってみるとか異性に言う奴は碌な奴じゃないからマジで縁切ったほうがいいぞ?」


「だから、なんかお前とがりすぎだな」


 今日もいつものように親友を家に呼んで酒を飲みながら愚痴っていた。

 愚痴というよりは昔話に近いかもしれない。


「いや、マジだって。口でどれだけいいこと言われても女なんて腹の内で何考えてるかわかんないんだからな?優しい言葉使われて浮かれてる裏でキモとか死ねとかウジ虫とか言われてるかもしれないんだぜ?」


「お前、さすがにひねくれすぎだろ。そんな考え方して結婚とかできんのかよ」


「たぶんできないだろうな。というか結婚とか怖いからしたくない。どうせ結婚しても金だけむしり取られて浮気されて捨てられるんだよ。絶対に関わりたくない。そもそも恋するという行為が愚かしいとすら感じる」


 だって冷静に考えてみてほしい。

 70億人くらい人間がいるとして男女が半々と仮定して35億人。

 35億人の中から自分と合う人間に会うなんて不可能に近しいだろ?

 しかも告白して終わりじゃないんだぜ?

 その後もあるなんて考えたら恋愛をして得られる利益と失う時間を考えたらどう考えても割に合わない。

 だから


「本当に愛情とかゴミだよな~」

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