第10話

————未来のナターリヤもきっと泣いていますよ!!


前の私は未だに説得ができていなかった。

しょうがない、また机に手紙を出すしかないようだ......「疲れるんだがな......」

こうやって世界に介入するのは、他の禁忌術式を使わないと難しいのでエーテルを激しく消費してしまい疲れる。

こんな疲れても前の私に託したのに、その私は田中鈴野さん......君の言う通り無能を晒しているこんな、こんなことは許されない。



___手紙


私はサーシャ・トリニダだあっ

まだナターリヤ・セーニナを何とか出来ないないなんてお前たちには失望したよ

彼女の未来を説得とか、当たり前のことやってて手に入ると思うなよ。

せめて命ぐらいかけてくれよ。

そんな根性の欠片も無い君たちにいい知らせがある

この未来まで実は、後2日しかないホント仕事探しとかどうでもいいんだ、頼むから命さえ無傷なら手段は選ばないでくれ......。



こんなかんじで、さすがにこの手紙で行動しなければ......武力行使も辞さない。


PS お前、無能さらしてないでなんとかしろ。何もしないと、都市に水魔法を使うぞ。これは、脅しなんかじゃない都市の全てを水没させてやる。





あとは、彼女たちが気付いてくれることを祈る。





___________





竜教団寺院内部


今日は、いつもは不機嫌な教授も機嫌が良かったもうすぐで五大日になるからだ。


五大日竜は、原初の竜が生まれた日であり。並行世界への扉が作られた日でもある。

教授は我々を使って並行世界に儀式を唱え到達しようとしている。


そのてめには竜を継ぐものそれも女王......つまり女性が必要である、だが我々は運がよくこの都市リュカーブにはナターリヤ・セーニナが存在しているのだから、ホント出来すぎなぐらい状況が整っていた。

「ああ、私たちは運がいい」

「この儀式の偉大な先駆者が祝福してくれているに違いない」

私たちの前に先に天の王国が行った実験は我々の参考になった。彼らが途中まで、成し遂げてくれなければきっと、もっと長い年月が必要だっただろう。


「ああ、もうここには存在しない天も我々を祝福しているだろうな......」

教授がそう発言した、確かに彼らが祈った人類の進歩が今達成されそうなのだから、彼らも感動しているだろうな......。


先駆者に感謝をしている竜教団のメンバー食事をしてもう宴会が始まっている。

「オイオイ、まだ成功してないだろう」

「だが実際成功するだろう」

「まあ失敗することはないか......」

実際儀式中に失敗することはあり得ないそれこそ、ナターリヤ・セーニナが失踪しない限り儀式が失敗することはないだろう。




考えると、これは俗に言われるフラグだったのかもしれないと教授は回想している。








___________







「ターゲット、ナターリヤ・セーニナが誘拐されました!!」

その焦っている声に、私たちの計画が終わった音がしたような......違う




「誘拐した者たちは犯行声明として一方的に5日間誘拐すると通告して————」






————全てが上手くいかないことが、その時に確定したのだろう。






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