第3話
...自分の体を起こす、昨日寝てしまったようだ。
隣には、サーシャが寝ている...まあ彼女が今日も生きているのは隣を見ればわかる。結局、ただの一般日本人にはまだ殺人する勇気は存在しなかったわけだ。
サーシャを見ると...なんか可愛い気がするが...こいつ実は犯罪者なんだよな...。
そんなことを思いながら、今日の出発準備をすることにした。
近くには普通の町が存在せずこのまま一人で出れば野垂れ死にか、ホームレスとして捕まってしまうらしくそう言う意味でも、水分てきな意味でも彼女と離れることは死を意味している。
昨日決めたことは、2つ存在している
1、彼女の呪いを解く
2、外での生活基盤を作る
この2つは解決できるはずで、2はまだ目途がたっていないが...彼女の呪いを解く方法は一応存在している。その方法とは...。
「ここは...朝ですか、やはり私は朝に弱いですね」
サーシャは今、起きたようだ。
「...朝ごはんください」
「おはようも言わずに朝ごはんをいきなり要求するのか...」
なぜ朝ごはんが存在するのか、それは彼女の呪いを解く方法と関係している...。
______
「そういえばごはんありますか?僕おなかすいて...」
話は昨日の朝に戻るが、あの時非常に...まあ朝ごはんを食っていなかったからお腹がすいていたわけで...。
「ここに栄養バーがあるけど...食べます?」
「あざーす、食べてもいいんですか?」
そうして食べた後疑問に思ったことを発言したはずだ。
「疑問なんですが、これはどこから供給されているんですか」
「...」
彼女は黙ってしまった、何かまずいことを言ってしまったのだろうか。
「いや、私は教師で外に調査に来たんだだから、空から供給が来るんだよね...」
あの時は、そうなんですねと返しただけだったがまあこれは追放者に与えられる囚人飯のような存在らしくあの時既に常識がないことは、バレていたらしく...やっちゃおうか既にあの時に考えていたらしい。
...なぜ追放者に食料が渡されるのか、それはどうやら任務を達成することで呪いを解くことができる。達成するためには生きている必要があり...一定期間だけは食料が空から供給されるらしい。
そんなわけで、今日は任務を達成するために動き始めたのだった。
「たしか、魔獣を討伐すればいいんですよね?」
「ええ...そうですただ、その魔獣はすごくつよくて...倒すための、攻撃用の魔法がつかえないんです」
まあそうなるよな...エーテルが存在しないと、魔法が使えないわけで魔獣を倒すことはできないだろう。ただ、装備は供給されているらしくそれは...目の前のテントに存在するらしい。
「ここですね」
テントの中の木製のトタンクケースには、さまざま武器が存在している。
その武器の中には「クロスボウ...? 」など、が存在してた。
「ああ...それはクロスボウですね私は力がなくて使えませんが、あなたには使えるかもしれません」
これなら魔獣と僕でも戦えるかもしれない。正直言って自分だけ逃げることはできない、なぜなら当たり前のことだが...外は異世界で日本ではないわけで...生活するための物は存在しないから...彼女に頼るしかないそれは今でも変わらないだろうな。
「魔獣の名前はミノタウロスです、力が強く皮膚も厚い為普通なら魔法を使って討伐するのですが...まあここではエーテルがないので」
「空気から補給するしかないんだっけ?」
「...そうです」
さて...ミノタウロスをどう討伐しようか、魔法は使えないわけで彼女だけに頼ることは難しいだろう...。
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