第2話 『頂上漫才・PART2:タモリVSたけし』
お正月らしい出囃子と共に、タモリ氏がイグアナの形態模写をしつつあらわれる。観客爆笑。そのあとを、「コマネチ!」といいながら、たけし氏がV字を示しつつ出てくる。さらに「あ!前が見えなくなっちゃった」と、つぶやき、観客爆笑。
タ「もうわれわれがテレビ界の王者みたいに君臨しはじめてから長いよね。50年は経過したよね。もうそろそろ、半世紀か…世間を毒しすぎて? もうそろそろ”反省期”になるべきかな?{笑い)」
た「ツービートっていって、浅草のナントカ劇場に出ててさ、昨日のことみたいだよ。今昔の感あるね。あっヌメヌメしてキモチいい!」
タ「それはコンニャク(笑い) コンタックは咳止め。
た「たまたま居合わせたやつが本当に刀で切られちゃったりしてな(笑い) お居合の二人です。なんて(笑い) 地獄まで一緒(笑い) シャレになんねえよ。この合いの手はおれがひろめたようなもんだけど、こういうおれらが流行らせたギャグとか言い回しは多いよな?」
タ「おれだと「ユンケルパワーだ!一日一本!」とかね。 あれは3本くらい飲むと逆に目まいがして気持ち悪くなるよな~ 萎えちゃうんだよ。 強精じゃなくて、去勢効果(笑い) 「笑っていいとも!」もギネスに載ったりして、超長寿番組だったなあ。」
た「「オレの「笑ってポン!」はワンクールで終わっちゃった。(笑い) でも、バルタン星人の真似してただけのデーモン小暮はまだいるよな(笑い) 10万23歳が、10万60歳(笑い) 出門英とか小暮美千代は死んじゃったけどな。古すぎか(笑い) 」
タ「「いいとも」から出たスターや流行語も多いよ。さんまとか鶴瓶も生放送で観客いるし、インパクト強いから人気が出たんだよな。「日本一の最低男」なんていってよく放送コードにひっかからなかったよ(笑い) 友達の輪つながりでずいぶんいろんな人が出たし。安倍首相やらカールルイスやら岡本太郎やら…ブッシュマンのニカウさんまで出た(笑い) 出てない芸能人はさだまさしと中森明菜くらいかもな(笑い)」
た「おれはフライデーの襲撃事件でいったん謹慎したり、バイクの事故で歪んだ顔面で記者会見したり、そのあとトカゲみたいな生命力でよみがえって(笑い)、カンヌ映画祭でパルムドール受賞したり、起伏やら毀誉褒貶はげしい生涯だよな~こういうのは「数奇な人生」ていうけどね。好うき、と嫌いも激しいかもな。若い頃はゲジゲジみたいに嫌われてたよな(笑い)」
タ「おれも初期は「抱かれたくないタレント」の上位の常連。出川哲郎とあんま扱い変わらんかった(笑い) まあ芸能界は年功序列の封建社会で、長く元気でやっているとイメージも良くなって、大御所扱いされて、まあそのうちわれわれは文化勲章もらえるかもな(笑い)」
た「おいらを巨匠と呼べ(笑い) 今じゃ黒澤明よりおれのが有名かもな? たかがお笑い、されどお笑い、で、これがほんとの「笑いしべ長者」だっての! ジャンジャン!」
タ「チャンチャン!じゃなかったっけ?」
た「ジャンバルジャン! あっ!アグネスチャンじゃん! (笑い)これからはやっぱりほんこんと三宅裕司の時代です(笑い)」
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