第11話 魔物鑑定と魔法
他のは警告表示は魔物だったか。
【魔物名】ゴブリン
【系統】亜人系
【スキル名】毒吹き矢 (単体に微量の物理ダメージを与え、確率(低)で毒状態にする)
【能力】ATK:F DFE:E SPD:D INT:F DEX:F LUK:G
【属性耐性】火: D 水: D 風: C 土: D 光: F 闇: E 毒:C 麻痺:D
【素質ランク】G~F
【魔物名】ゴブリンファイター
【系統】亜人系
【スキル名】狂化(自身のATKを一時的に上昇させる)
【能力】ATK:E DFE:F SPD:D INT:G DEX:F LUK:F
【属性耐性】火: E 水: D 風: D 土: D 光: E 闇: E 毒:D 麻痺:D
【素質ランク】F~D
【魔物名】ゴブリンシャーマン
【系統】亜人系
【スキル名】火球(着弾地点を中心に範囲内の敵への火属性ダメージを与える範囲攻撃)
【能力】ATK:G DFE:F SPD:F INT:E DEX:F LUK:F
【属性耐性】火: D 水: E 風: C 土: F 光: E 闇: D 毒:B 麻痺:E
【素質ランク】F
集団で集まってるっぽいから、ゴブリンの巣窟って感じか。
雑魚の魔物だけども、数は察知してる中で一番多い。
むやみに突っ込んで、集団で襲われるのは避けたいところだ。
範囲魔法をぶち込んで殲滅できたら、美味しそうな集団だとおもう。
【魔物名】ロックバグ
【系統】蟲系
【スキル名】硬化(自身のDEFを一定時間上昇させる)
【能力】ATK:E DFE:D SPD:G INT:E DEX:E LUK:F
【属性耐性】火: F 水: D 風: D 土: B 光: F 闇:E 毒:A 麻痺:A
【素質ランク】G~E
トラップの近くにぽつん、ぽつんと存在してる魔物だ。
鑑定の知識だと、岩に擬態する蟲らしい。
まだ、ダンジョンの中で一度もあったことない魔物だが、能力値的にそこまで強い魔物っぽくはないな。
【魔物名】グール
【系統】ゾンビ系
【スキル名】麻痺爪(敵単体に物理属性の小ダメージを与え、確率で麻痺状態にする) 暗視(暗い場所でも視界が確保できる)
【能力】ATK:D DFE:C SPD:E INT:F DEX:D LUK:E
【属性耐性】火: D 水: C 風: C 土: D 光: G 闇: B 毒:A 麻痺:A
【素質ランク】E
【魔物名】ゾンビ
【系統】ゾンビ系
【スキル名】腐敗毒(敵単体のDFE能力を低下させる)
【能力】ATK:D DFE:C SPD:E INT:F DEX:D LUK:E
【属性耐性】火: E 水: D 風: C 土: C 光: G 闇: B 毒:B 麻痺:B
【素質ランク】G~E
ゴブリンの次に数が多い集団が、ゾンビ軍団だったっぽい。
グールがボスっぽい感じで集団を統率してる感じだ。
わりと強そうではあるので、戦う時はしっかりと準備しておきたい。
グールの持つ暗視スキルとか奪えると、暗い洞窟内でも視界がクリアになってくれそうな気はする。
早めに倒せるなら倒したい。
【魔物名】鱗蛇
【系統】爬虫類系
【スキル名】硬い鱗(噛みつきや爪、刺突などの物理攻撃のダメージを軽減する) 毒牙(噛みつき攻撃時に確率で毒を付与する。毒のダメージは微量で、持続時間も短いが、放置すると徐々に体力を奪われる)
【能力】ATK:D DFE:C SPD:C INT:F DEX:D LUK:E
【属性耐性】火: F 水: B 風: C 土: C 光: D 闇: B 毒:A 麻痺:D
【素質ランク】E
洞窟内をうろうろと動いている個体だ。
単体行動だけど、わりと硬いし、早いし、毒攻撃持ちだ。
他の魔物に邪魔されないよう戦いたい相手だ。
とりあえず、現状で察知してるものはこれくらいっぽいな。
能力の推定やスキルなどが把握できるのはとっても助かるが――。
素質ランクに関しては、個別設定されてるみたいだった。
目の前に浮かんでいる鑑定結果に書かれた素質ランクの部分に意識を向けると、解説文が浮かび上がる。
同じゴブリンでもEの者もいれば、Dの者もいて、鑑定の知識によると、個体ごとの強さらしい。
同じゴブリンでも素質ランクのSSの者は、Gの者より数百倍は強くなるそうだ。
隷属などのスキルで自分の支配下にする際は、素質ランクの高い個体を選ぶといいらしい。
解説文は、そう助言してくれてるが、今のところ魔物を支配下にする気はないので、全ての魔物を俺の能力アップのために殲滅する予定だ。
それから、鑑定できるモノを探してみたが、部屋の中には特に有用なものはなかった。
鑑定を終えると、今度は魔法を確認する。
鑑定によって得た知識で、魔法を発動させる準備をする。
「火球」
発動させたい魔法スキルを口にすると、着弾地点を示すターゲットマーカーが視界に浮かぶ。
マーカーの先に向けて人差し指を示すと、身体から何かが抜ける感覚とともに、指先に炎の球が発生して目標へ向かって飛んでいった。
火球はちょっと弾道に癖があるっぽいな。やや、手前に落ちるっぽい。
マーカーが示した位置から若干手前に落ちた火球は、着弾したところを中心に周囲へ爆炎を解き放っていた。
次は雷光を試してみるか。
「雷光」
さっきの火球とは違って、マーカーは地点の選択じゃなくて、対象物の選択か。
部屋の中央にあった台座を対象物に設定する。
眩い光とともに、雷が落ち、台座が砕けた。
火球はふわっと飛んで行く感じだけど、雷光は対象物に到達するのが早い。
属性とかの絡みあるし、範囲か単体化の違いもあるけど、使い分けとかした方がいいな。
次は真空波だが――。
「真空波」
これは指定なしの自動発動なんだな。
魔力と引き換えに自分を中心に衝撃波が拡がっていくやつだ。
ノックバック効果もあるらしいから、集団に囲まれたら使うとよさげ。
魔法はこれで全部試したな。
何発撃てて、どれくらいで魔力が回復するか分かればいいが――。
パーティー内で唯一魔法が使えた酒田が言ってたが、そこら辺は感覚らしい。
それと魔法を撃ちすぎたら、意識が飛んでぶっ倒れるそうだ。
今は乱発せずに、切り札的なもんにしておくのがよさそうだ。
魔法が効率的に撃てるようになるスキルとかもあるみたいだが、今のところ持っていそうな魔物はいないようだ。
見つけたら優先的に倒したいところではある。
鑑定も試し、魔法のチェックも終り、成長した自分の能力を把握したことで、さらに強くなろうと思う気持ちが高まった。
収奪スキルの力を使い、俺はもっともっと強くならなければならない。
この世界をぶっ壊すには、誰も俺に抗えないほどの圧倒的な力を持つしかないんだから。
グリモアの残骸である灰を蹴とばすと、出口を求めてさらなる探索を続けることにした。
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