第一話 巨大獣ドドンガー 東京侵略作戦! 11
北原未来要塞ベースからダインマシンが発進した!
この北原未来要塞ベース、番組後半ではマグネコンドルという超巨大宇宙船に変形して宇宙に向かい、ダバール星人の侵略本拠地、デラヤ・ヴァイデスと戦う事になる。
マグネコンドルはデザインがスタジオきまいらの武宮氏で、かなりシャープでカッコいいデザインになっていた。
そのマグネコンドル、オモチャも出ていたがDX超電磁ガッダイン合体ボックスすらも上回る、まさに大金持ちの子供の為の玩具だった。
なんせ合体合金のDXガッダイン5がそのまま収納出来るのだから、サイズのデカさは半端ではない。
もし箱付きの美品があれば、初代マシンダーAの箱付きジャンボロボッターよりも高く、どれでも鑑定団で鑑定すると下手すれば数百万確定のバケモノだ。
そんな事を考えている間にガッダインチームがダインマシンで出撃してきた。
ダインジェット、ジェット機でガッダイン5の頭部になる。パイロット・
ダインボンバー、 爆撃機でガッダイン5の胸と腕になる。パイロット・
ダインパンツァー、重戦車でガッダイン5の胸と腰になる。パイロット・
ダインクルーザー、水陸両用飛行艇でガッダイン5の脚になる。パイロット・
ダインビークル、ドリル装甲車でガッダイン5の足になる。パイロット・
この五つが合体する事で超電磁メカ・ガッダイン5になる。
その身長は55メートル、体重570トン。
巨大獣をものともせず、豊富な武器で戦う。
あ、こんな事を言っている間にどうやら合体するようだ。
「「「「「レッツ・ガッダイン!」」」」」
超電磁フィールドが各マシンから発生し、バリアが張られながら各マシンが空中に舞い上がった。
そして腕と胸に腰が合体し、それに股関節部分がスライドして足が合体。
その先に二つに分かれたドリル装甲車が足になり、最後に頭部のジェットが入って……完成だ!
「ガッーッダイィィーン! ゴォォ―!」
ついにガッダイン5が完成した!
ここまで来たらもう後は消化試合だ。
勝てるわけがないのでもう傍観しておくだけにしよう。
「ええーい、巨大獣ドドンガーよ、ガッダインか何か知らんが、蹴散らしてしまえっ!」
これは原作のブキミーダのセリフそのままである。
負けるのは分かっているが、一応戦った証拠を作らないと……。
後はもうお約束の展開だった。
「龍也っ、超電磁プロペラよっ!」
「超電磁……これかっ! 行くぞっ、――超電磁……プロッペラァー!」
電磁波を放つ巨大な金属製竹トンボにグローン円盤が次々と砕かれていく。
そしてドドンガーの肩と腕に当たり、巨大獣ドドンガーは足と胴体だけになってしまった。
どうも俺が付けたゲスラーのパーツは何の役にも立たなかったようだ。
そしてついに必殺技が出た!
「超っ……電磁……ウェエエエイブッ!」
ガッダイン5の両腕から強力な電磁波が発せられ、巨大獣ドドンガーを包み込んだ!
動けなくなったドドンガーを電磁波が絡め取り、麻痺した状態だ。
そこについに必殺技が炸裂した!
「超……電磁! スマァアアアアッシュュッッ!」
ガッダイン5が両手を横に広げ、その拳が鋭い刃物に変わる!
そして超高速で横回転したガッダイン5がコマのようにドドンガーを切り裂いた!
「ド……ドンガァァァァァーッ‼」
ドガァアアアアアアン‼
巨大なキノコ雲を上げ、巨大獣ドドンガーが大爆発を起こした。
さあ、これで第一話が終わった。
まあみどりさんが無事だったなら、北原未来要塞ベースが回収してくれるだろう。
――そう思っていたのだが…………。
「ご主人様、海上に浮いていた地球人を捕縛しました」
マーヤちゃん、一体何やってくれてんのぉぉぉぉおお!?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます