第12話 初任務?…
そんなこんなで最後に俺の自己紹介の番がやってきたわけだが、俺の涙を見て皆が寄って来た。
「おいおい大丈夫かー?間違えて飲ませてねーだろうなミタリア?」
「なっ!なんでウチになるのよ!?ハッそうだ!私が抱きしめて慰めてあげるわぁ〜♪」
「ぅわぁ…。(引)」
「やめとけ淫乱酒豪。飲んだくれ。」
「ちょっ!飲んだくれってあんま女性に使わないでよハート!アヨウちゃんもそんな引かないでよォ〜!」
面白くて笑っただけだと俺は誤魔化した。初めてマトモな嘘をついたが面白くて、楽しいのは本当だ。団長も、ミタリアもアヨウもハートも...ローr、いや、ローラは違うな、うん。でも、皆と仲良くなれそうだ。
「ん…ていうか、アヨウ"ちゃん"?…」
「「「は?」」」
団長もミタリアさんもハートも皆がキョトンとしていた。少しの間が空き、やっとお互い理解の境地へ着いた。
「でぇぇぇぇぇぇぇーーー!!?おっ、女の子ォ!?…」
「そうよ?…え?声でわからない?」
「いやぁ、髪がもこもこしてて目隠してるからてっきり一個・二個下の男の子かと…」
「いいや?あんたより2コ上の先輩よ?経験も年齢も。」
「どぇぇ〜!?わかりませんよミタリアさん!」
そういえば俺、仲良くなれるか不安だからってアヨウに執拗に褒めて…、
「ッ〜〜!?///」
「き、きづいたんですか…はっ、恥ずかしかったですぅ...///」
「恋の予感ね!♡」
「「「ちげぇーよ。」」」(団長・ハート・ハオ)
続く
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