公開されないルール
就活をすると、企業情報を出来るだけ集めろと言われることがある。この助言を素直に聞き、各企業の公式HPを訪れる人は多いに違いない。そこには企業理念だけではなく、会社の強み、求める人物像まで、その企業に関連する事であれば、最低限は掲載されているからだ。
しかし、同時に透明性を欠いているとも私は思う。その為に一部の企業は、各種イベントにおいて会社説明会や、社内見学、職場体験などを実施している。確かに、社内で働く人の様子が見えれば、働くイメージは掴みやすい。
では、これで充分なのか。公式HPで企業情報を載せ、必要に応じて、会社説明会や社内見学、職場体験などを行えば透明性は担保されるのか。
そうは思わない。各企業ともに、重要な情報を隠し通している。何だろうか。職場でのルールをまとめたもの、いわば就業規則だ。これは基本、内定が言い渡され、そこで働くことが決まった際、初めて企業から公開されるものである。
とはいえ、私にとっては不思議でしかない。良くも悪くも社内ルールを定めただけの就業規則において、外部に漏れたら損失を被る情報が含まれているはずが無い。ならば、最後の最後に公開して求職者に入社を迫るより、最初から公開して、それに合う求職者に的を絞った方が、双方のミスマッチや、トラブルを軽減できると思うのだがどうだろうか。
就業規則をはじめから公開しなくても違法ではないとはいえ、公開してしまった方が、良いことづくめな気がするのは私だけなのか。
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