2章2の2
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「
「おう、
「
「んー、手紙は母上に出してあったぞ。聞いておらぬか?」
「聞いてないわ」
そう言ったとき、母上の声が後ろからした。
「
「おっ、これは母上に母さま、ただいま戻りました」
「お勤めご苦労さま」
「
「おう、だから髪がそんなにボサボサなのか」
「
「笑わないでくださいまし。そうだ、
「おぉ、
「うれしい」
そう言って
「これこれ、年頃の娘がやることでないぞ」
「いいんです! 誰も見てませんから」
「母上たちも家来衆もおろうが」
「相手は
「それでは母上と同じではないか」
「
「しょうがないやつだな。ところでけが人を助けたと聞いたぞ」
「はい」
「どういう奴だ?」
「セイという名前の者で、まだ立つことができません。お会いになってくださいまし」
「おう、そうだな」
「今から行きます?」
「いや、今はまずい。
「わかりました。あれ?
「
「
「そう思うのなら腕を放しておくれ」
「では、母上、母さま、言って参ります。しっかりした挨拶は後程。
「はい、
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