第5話 次の日の朝

次の朝、輝人はいつもより早く目が覚めた。昨日の華乃との通話やLINEのやり取りを思い出すと、自然と笑みがこぼれる。寝ぼけた頭を軽く振りながら、彼はスマートフォンを手に取り、華乃にメッセージを送ることにした。


「おはよう、華乃。早起きしちゃった。」


送った後、しばらく待っていると、すぐに「既読」がついた。そして、華乃からの返信が届く。


「おはよう、輝人。私も起きてたよ。」


「そうなんだ、なんか嬉しいな」と輝人は心からの気持ちをそのまま返す。


「昨日はすごく楽しかった。今日も早く会いたいな」と、華乃からのメッセージが続く。


「俺もだよ。学校で会うのが待ち遠しい」と輝人は答え、二人の朝のやり取りは温かく続いていった。


その日の始まりは、二人の心が少しずつ近づいていく瞬間を感じさせる、そんな優しい朝だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

二人きりの放課後 輝人 @nog1_love

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ