第2話 中学は違うけど同じ塾で(4月11日)

水戸エクセルの2階にあるスタバでアイスカフェラテのMサイズを飲みながら私に「高校を卒業したら岡山さ行けだれえいな(高校を卒業したら岡山に行けたらいいな)と声を掛けた子は磯山綾音ちゃんと言って、中1から同じ塾に通っていた。

私たちは英語を色々と勉強したいなという事が切っ掛けで仲良くなった。

小学校からの友達の下村美香ちゃんも私と同じ高校に入学し、綾音ちゃんと一緒に遊ぶ事も楽しみで、綾音ちゃんも美香ちゃんもアイドルに憧れを持つようになった。

小6の頃に初めて興味を持ったグループがSTU48であり、私たちから見れば雰囲気がめっちゃ明るくて爽やかな感じだという事に憧れを持ち始めた。

「でもそのグループって瀬戸内海広域グループで遠いんじゃねえがな?(遠いんじゃないかな?)

「まぁ確かに遠いけど、高校在学中にそのグループのオーディションを受けようど思っても地元(石岡)さ帰んねえがら(帰れないから)、向こう(岡山)での大学受験が合格しで(して高校の卒業が決まったらSTUのオーディションを受けで(受けて)みるのもいいど思う(いいと思う)」

「綾音ちゃんの言う通りだね」

そして私たちは再びアイスカフェラテを飲み始めた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

Say Love Idol2025~大成女子高校の私たちの岡山愛(高1) @yoshi_826

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ