無双銅貨1枚

沼津平成@空想≒執筆

無双銅貨を1枚、天使から授けられました。あなたはどうしますか。

「無双銅貨を1枚、天使から授けられました。あなたはどうしますか。」

 

 その声で目が覚めた。 白く透き通ったからだと青い瞳。

 妖精がぼくの顔を覗いていた。

 

「銅貨あげる。」と彼女はいった。「これがあればなにでもできるのよ。」


「なんでも?」ぼくは彼女を見た。


「そう、なんでも。」


「回数制限は?」


「ないわ。預けるつもりだったけど、あげる。」


「じゃ、もらってくよ、バイバイ。」そういうと僕は銅貨を使い、この不思議な銅貨を増やした。そして妖精のもとを去った。




 妖精はしばらく呆然とそこに突っ立っていたが、やがてフッと笑みを浮かべ、去っていった。ヘリのような轟音がしばらく、あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ、と音を立てた。

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