第4話  君を探して

秋は、1人で家に居て「何だか、あいつ(瑞恵)が居ないと寂しいな」と瑞恵の事を想って居た。

秋は、1人で外に出て玄関の鍵を閉めて家を出た。

秋は、外で瑞恵が居ないか周りを見渡して見ると、瑞恵があの正憲と一緒に居て楽しそうにして居た。

瑞恵は「あの指輪が欲しいな」と正憲に手話で話を始めた。

正憲が「そうだね?俺も瑞恵さんと同じ指輪が欲しいな」と瑞恵に手話で返事を返した。

瑞恵がニコニコして居ると、秋が「母さん。何でコイツと指輪を買って居るんだよ?」と瑞恵に手話で怒って居た。

正憲が「お前には関係ないだろう?俺は真剣に瑞恵さんと交際がしたいんだよ」と秋に返事を返した。

秋が「何だって?俺の母さんなのに、俺のことを差し置いて、何でコイツと交際をしようと想ったわけ?」と瑞恵に訊ねて来た。

正憲が「そんなの決まっているだろう?瑞恵さんの旦那さんが病死してから恋も恋愛もして居なかったから久しく恋をしたいと思って居たんじゃないか」と秋に瑞恵を代弁して気持ちを伝えた。

秋が「そうなのか?母さん」と瑞恵に声を掛けた。

瑞恵が「そうよ。私は、お父さんが亡くなってから寂しくて辛かった。だから、正憲さんと恋をしようと想ったの」とノートに書いて秋に渡した。

秋が「そうかよ?好きにしたら良いだろう」と瑞恵にノートに書いて渡した。

瑞恵が「何?その言い方?幸せになる人に捧げる言葉なの?」と瑞恵がノートに書いて秋に渡した。

秋が「あぁ、そうかよ。じゃ、俺はこれから1人で生きていくから心配すんな」と瑞恵にノートを書いて渡した。 

秋は、それからは1人暮らしを始めた。

寂しくもつらくも、1人で食事を作り、ご飯を食べたり、お風呂に入って寝る毎日。

そんな毎日に少し嫌気を感じて居た。



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