第2話 私は君のことを
瑞恵が手話をして居ると、そこに
正憲が「誰って、お前の方こそ誰だよ」と少し喧嘩越しになって居た。
瑞恵が「やーめーてー」とノートに書いて2人に見せた。
秋が「辞めろってさ?誰に言ってんだ?母さん」と瑞恵を責め立てた。
瑞恵が「2人に」とノートに書いて、2人に見せた。
正憲が「あははは。お前だけじゃなかったみたいだなぁ」と秋にふざけ笑いをした。
秋が「うるせぇよ?お前の方こそ、他人なんだから、母さんの事で口出しをするな」と正憲に怒って居た。
秋が「母さん、もう行くぞ。こんな奴は、放っておけよ」と瑞恵の手を引っ張って行った。
正憲が「もう知らねーよ?勝手にしろよ」とそっぽを向いた。
秋に「痛いよ」と瑞恵が、ノートに書いてみせた。
秋が「うるせぇー。もとはといえば母さんがやった事だろう?あんな奴と馴れ馴れしく話して居るんじゃねぇーよ」と瑞恵に怒ってノートを見せた。
瑞恵は「分かった。もう、良いよ」とノートに書いて、秋の手を離した。
秋が「あぁ、息子よりもあの男の方が良いんだな。とっとと出ていけ」と瑞恵に対して、冷たく突き離した。
瑞恵は「もう、秋のバカ。知らない」と怒った素振りを見せて足早に道路を歩いて行った。
正憲が「あ、あそこに居るのは、秋のお母さんか?また秋と喧嘩したのかな?」と瑞恵のことが気になって足早に追いかけた。
瑞恵は「やっぱり、秋が居ないと寂しいな」と心持ち寂しくなった。
正憲が「やぁー?そんな浮かない顔をしてどうしたの?」と瑞恵に紙に書いて渡した。
瑞恵が「私、やっぱり、秋の事を考えると寂しい。私の事を全然分かってくれないし」としょんぼりしながら、紙を書いて渡した。
正憲は「そうか?やっぱり、思春期の子は反発したくなるから分かるよ。俺だってそう言う時があったからね」と紙に書いて渡した。
瑞恵が「その間、どこにいれば良いの?」と手話で話をすると、正憲が「俺の家に来ませんか?ちょっと狭いけど、此処に居るよりマシです」と手話で瑞恵に返事を返した。
瑞恵が「ありがとう。私、ちょっと家には帰らないで居ようかな?」と手話で話をして、正憲の家に招待をされて家に上がった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます