第26話逃げた後の叡、叡視点
滝雄の式神朱雀の浄化に多大な消耗をした俺は姿を眩ませ消耗した分の回復、所謂憎悪怨念をかき集めていた藤原種継暗殺事件で処刑された者は多数いたので強い怨念は容易く見つかった
「くそっ、何なのだあやつは計画がずれたぞ」
こうしている間に天皇はまた遷都をする話を持ち出している、どうやら天災を起こし過ぎたようだ怨念の存在に気づいたみたいだ陰陽師は早良親王の祟りと言っている、計画を見る限り都全体を護る造りをしているな、これでは益々手出しが難しくなってくる、この長岡京でケリを付けないと天皇をやれない、先程から集めた怨念も使って長岡京を潰して天皇を立ち往生にしてやる、今度は風だ、強い風と雨を起こして内裏を壊してやる、丁度南の方から良い具合の雲があるこれを益々大きくして長岡京にぶつける、河川の氾濫は以前より被害が大きくなったが内裏までには届かず、強風と雨で雨漏りを起こした程度だったこの風も駄目か、どうすれば天皇をやれる?そうだ、内裏が駄目なら出てきたところを狙えば良い、丁度遷都するらしいじゃないか、移動中ならば護りも弱まろう今は力を貯める時だ落ち着け、時が来れば機会が来るはず
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