趣味の問題

「それはもちろん、メイドの幸せを第一に考えることですよ。彼女たちが幸せなら、自然と良い仕事ができるもので」

「私は彼女たちを愛している。だから、私の愛に応えてくれるように努力するのは当然でしょう?」

 ー宇多田春兼、メイドの教育係として高名。

 秋月毎朝新聞の取材でのコメント。


 星野勝は秋月国における野球振興の立役者である。

 本人はからっきしだったが。

「なんで野球ヘタなのにプレーしたいんですか?」

 と、イジワルな質問にかれは、こう返した。

「決まってるじゃないか。野球を楽しいと思いたいからさ」

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