第二話 陽気な太陽☀️

今日は晴天、空は雲一つない青空。太陽が分け隔てなく照らしている。コーヒーを飲み終えたコロンは、何処か遊びに行きたくなったようだ。木々も揺れてる。あと少しで10時になるところだ。なぜか今日は気持ちがイイ。身体の底から盛り上がってくる躍動感がある〜



「今日はどこかに行きたいね」




ピーナに促す様に聞いてみた。




「私も同じこと思っていたわ」




一気にテンションが上がってしまった二人は、かつて乗っていたのと同じマシーンを物質化する事にした。この時代にはコブラって言う2シーターのスポーツカーがあったと思うけどそれに近い感じの乗り物だ。排気量は3500cc 8気筒V型エンジン搭載、そしてオープンカーだ。


故郷の星、緑の惑星の人気モデルってところです。



「結構最初のうちはエンジン音うるさいけどね」




気に入っていた乗り物なので、物質化するのだったら、これ以外の選択肢は無かった。当時の東京、まだ車なんてそんなに走ってない時代に「これヤバくないか?」って思ったけど、人間とはもともと周波数が違うから、彼らには風が吹いたと思う程度しか感じないと思うので、気にしなければ問題無いと思うのだけどね!



「ええっと!」



「この地球にあるエネルギー源は?」



「石油?電気?他には無いの?」



車は石油から作られるガソリンで動くらしい。水でも空気からでも動くらしいけど、何故かガソリンを使うようになっているようだ。だいぶ経ってから電気エネルギーも付加して動くハイブリッド車も出てきたようだけど、主力は化石燃料と言われている「石油」から作られている。



「エンジン調子良さそうよ」



ピーナはボンネットを叩いた。


エンジンの調子が戻ってきた。〜太陽が出てきたからだ〜


無限エネルギーの源は太陽☀️、何でこれを使わないのだろう?空気も水も無限にあるのにね。風も吹けば無限のエネルギーとなる。


エネルギーって一体なんだろう?


人間もエネルギーの塊みたいなものだ。植物も動物も鉱物も同じなんだろうね。


一瞬、太陽が笑ったように見えた〜 



「あれっ!笑ってる?」



〜エネルギーって元気なんじゃよ😀〜



そんな事を言っているように二人には見えた。




「今日は海に行くぞ!」






コロンは思いっきりアクセルを踏んだ。心地よいマフラー音があたりに響いた。ピーナも助手席で手を振った。誰かに見られてるかもしれない空間に向かって猛ダッシュしていった。




〜爽やかな風が吹いていた〜


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