第7話 外出
その後何人かと友達にはなったがカルミア以上に仲良くなれそうな人は居なかった。同じクラスに男の人もいるがまだ話した事はない。男の方が体も少し大きいし見た目も少し怖い。
週末の休みの日が来たので、初の外出をした。当然ローズマリーと一緒にだったが人が多かったので手を繋いで歩いた。
「お嬢様どちらに向かわれますか?」
「……大きな声では言えませんが冒険者ギルドと言う場所に行ってみたいのですが」
「そう言えば冒険者になると……。分かりました。少し歩きますよ場所は地図を一通り目を通しておきましたので、たぶん行けます。標識も有るはずです」
「迷ったら迷ったで楽しいじゃない?」
「一応今日は下見と言う事にしておきましょう」
「そうね。失敗したら都会の散策。どちらも楽しいからね」
「お嬢様この辺りはお店が多いので気にすると進めなくなりますよ」
「そうね。資金に余裕も無いしギルドというものを探しましょう」
1時間後無事に到着した
「中に入りましょうか」
中に入り受付らしい場所へと向かった。
「少しお聞きしたいことが有るのだけどよろしいかしら?」
「どう言った事でしょうか?後言葉遣いは出来れば敬語なしで……」
「分かったわ。冒険者何歳からなれるの?保護者は居る?登録にお金はかかる?」
「14歳からなれます。保護者は不要です。登録料は無料ですが、盗難以外のギルド発行の身分所の紛失及び年齢、名前等の偽装が見付かると罰金か犯罪奴隷になります。悪質な場合長期間犯罪奴隷になると思っていてください。紛失は再発行料金として1万円かかります」
1万円って結構高いな。この国の通貨円は最初お金として流通した物が円形だったので円になった。日本の円より価値は高い。多分2~3倍は高いと思う。
「分かりました。ありがとうございます。魔法を使える方って居ますか?」
「多くは無いですがいますよ。依頼料は魔法使いのみとなると高くなります。慣れた方が居るなら指名依頼も出来ますよ。指名は無料ですが都合により断ることも有ります」
「教えてくれてありがとう。また14になる前に1度来ると思う」
ギルドを出て街の散策が始まった。
「お嬢様なぜ14になる前に来られるのですか?」
「少し冒険者を雇って仕事を教えて貰おうかと思って」
「そう言う事ですか。わかりました」
「不用品を売って防具とかもそれまでに買わないとね」
「私も一緒に行きますよ」
「それはだめ!裏技が使えない!」
「裏技?何故だめなのですか?」
「少し理由が有るの。また冒険者に成れたら教えるわ」
「分からないけど、分かりました」
前世の妹に聞いた裏技通用するかな?
私は妹が嫌いなので政略結婚は妹に任せて私は冒険者になります! 神戸近区 @koubetikaku
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