電波塔での死闘
命がけのチェス翌日。
ナナはもう電波塔の入口で戦闘を開始している。
私はというと、テレビ局の中に潜入していた。
ブローディアも一緒だ。
「ちょっとここの通路狭いからちょっとくっつこっか。」
「あ、嗚呼。そうだな。」
彼は顔を赤くして私から目を逸らした。
「大丈夫?体調悪いの?」
私は彼の顔を覗き込んだ。
「だ、大丈夫だ。心配させてすまんな。」
「いや、計画に支障が出たらだめだからね。」
「そ、そうか。」
ブローディアはちょっと残念そうな顔をした。
なんでだろう?
狭い通路を抜けると、とそこには薄い壁があった。
「ここからは強引に行くよ!」
ここの壁を破ってからそのまま目的の場所まで行く。
「分かった。」
彼は拳に波動を込め、薄いコンクリートでできている壁を一瞬で破った。
そのまま私達は階段を駆け上っていく。
ー電波塔一回層目ー
「ふうー。」
電波塔の入口に居た警備員を蹴散らした私は奥へと歩きながら深いため息をついた。
流石にきついねー。
でもナツキちゃんが全力でとえに来てくれる。
彼女がどんな方法を使うのか楽しみで仕方ない。
私はそんなことを考えながらショットガンに弾を1発ずつ入れていった。
「....あ。階段あった。」
奥の方に上へ続く螺旋階段と、エレベーターがあった。
上の方からたくさんの足音が聞こえる。
「『Infernoー業火ー』」
私は火を螺旋階段に点けた。
階段の手すりなどは木でできていたため、簡単に上まで火が燃え広がる。
このまま煙で窒息してくれればラッキーだが、そんなうまくはいかない。
私は空気を『Friezeー凍結ー』で圧縮した。
即席の酸素ボンベができた。
私は凍らせた空気で体を覆って、螺旋階段を駆け上がった。
目の前にはライフルを持った警備員達。
ヘルメットを着けている上に煙が蔓延しているためか、彼らは私の存在に気づいてなかった。
私は一人をナイフで殺して、そいつの腰にあったリボルバー銃を奪い、セットされている弾の一つに触れ、呟いた。
「『Blastー爆発ー』」
これは20年程前、オマーンという中東の国で旅行をしていたときに手に入れた能力。
触れたものを爆弾に変える能力。
爆弾に変えたものの周りには薄い酸素の膜ができて、それの厚さを変えることで、爆発の規模を調整できる。
今の私は酸素ボンベがあるから、ありったけの酸素を弾に使った。
「スイッチオン!」
私が発射すると同時に弾が爆発した。
三分の一はやれたかな?
私はショットガンで立ちはだかる警備員達を撃って行った。
そこら中に落ちている屍を踏み、どんどん上へ上がっていく。
まずい...もうそろそろ酸素がなくなる。
私は『Poweredー筋力増強ー』で、一気に上まで突っ走った。
あまりのパワーに、踏んだ場所にひびが入り、崩れていく。
私はスピードを上げるため、邪魔となる酸素ボンベを捨てた。
そして、ついに扉を見つけ、そこに肩から突っ込んでいった。
「はあ...はあ...はあ...」
そこは特に何もなく、外側の壁は全てガラス張りだった。
爆弾に酸素を大量に使ったせいで余計な体力を消費してしまった。
「いたぞ!侵入者だ!」
奥から男の声が聞こえた。
「あーもう、次から次へと!『Infernoー業火ー』!」
青白い炎が警備員を包み、彼らを燃えカスにした。
まずい。
酸素が足りない。
手足に力が入らない。
そんな時、窓の方から大きな影が。
『ぱりーん』
ガラスの破片がそこら中に飛び散る。
何個か、私の腕をかすった。
窓の外から突っ込んできたのはヘリコプター。
そして一瞬しか見えなかったが、操縦していたのは、ナツキちゃんだった。
ヘリコプターは、窓にめり込んだところで止まった。
ヘリの中からは変な音が聞こえる。
肉を叩いた時のような、硬いものを真っ二つに折ったような聞き慣れない音。
それは『Undeadー不死ー』の再生の音。
この音は何回も聞いたが、この音でここまで緊張するのは今日が初めてだ。
「あっははははははは!やっと来てくれたんだね!」
私はあまりの嬉しさに、思わず声を上げた。
「さあ、始めよう!」
私の言葉にナツキちゃんは反応しなかった。
『どーん』『どーん』『どーん』『どーん』
中からショットガンの銃声が何回も聞こえる。
まさか燃料を爆発させるつもり?
それなら.....
「『Friezeー凍結ー』!」
私は目の前に巨大な氷の壁をを作った。
『どかーん』
私の予想通り、目の前で爆発が起きた。
さっき用意した氷の壁は、ヒビが入った程度で、しっかりと私を守ってくれた。
「随分と大胆だね!」
私はショットガンを持ったまま、爆発したヘリに近づいた。
ヘリはずっと静かだった。
ただ火が燃え上がる音だけが聞こえてくる。
次の瞬間、ヘリの中にちらっと、青紫色の光が見えた。
そして、その光はこちらに飛んでくる。
その光は一瞬で私の目の前まで到達し、頬にダメージを与えた。
まるで殴られたかのような衝撃が私の頬で感じられた。
おそらく波動だろう。
そしてヘリから一人の男が出てきた。
誰だ?
ナツキちゃんのヘリから出た以上、彼女の仲間であることはほぼ確定だが、能力者なのだろう
か?
いや、きっと能力者だ。
だが一体なんの能力者だ?
私の考えをよそに、彼は私を睨みながらこちらに近づいてくる。
気持ち悪い。
なんだあの瞳は。
綺麗だが、吸い込まれそうなほど深い闇が奥にある。
今の波動はこいつのか。
そして、次の瞬間、彼は一瞬で距離を詰めた。
無数の波動で作られた紐のようなものが彼の脚に刺さっている。
なんの能力だ!?
ますます分からなくなってきた。
私は後ろへ飛びながら彼の頭に狙いを定め、ショットガンの引き金を引いた。
『ばん!』
散弾した弾が彼の胸をえぐった。
狙っていた場所ではないが大丈夫か。
ショットガンで殺された男はそのまま膝から、崩れ落ちるようにうつ伏せで倒れた。
しかし、奇妙なことが起きた。
さっき私が撃ち殺したのに、立ち上がったのだ。
傷も全て治っている。
これでピンときた。
こいつはたぶん『Reviveー蘇生ー』の能力者だ。
「君、もしかして『Reviveー蘇生ー』の能力者?」
その言葉に彼は少し驚いた表情を見せ、口を開いた。
「ああ、そうだ。よくわかったな。」
「『Reviveー蘇生ー』なんて『Undeadー不死のー』完全な下位互換のくせに。」
あと、今気づいたのだが、ヘリにナツキちゃんがいない。
どこに行ったんだ?
まあいい。
いずれ出てくる。
今はこいつに集中だ。
しかし何度も蘇る半不死身のこいつをどうすればいいのだろうか。
『Friezeー凍結ー』で氷漬けにするということもできるが、今は使えない。
あれは、凍らせたいものから熱を奪うことで、温度を下げているのだ。
奪った熱はからだに蓄積されるため、使いすぎると命にかかわる。
そしてさっき氷の壁を作り出したときにかなり熱が溜まってしまった。
『Infernoー業火ー』を使えば熱を逃がすことができるが、この塔が燃えて、これ以上被害が広が
れば、私が帰ることができなくなる可能性もある。
「オラー!」
男は波動を拳に込め、殴りかかってきた。
右ストレート。
私は体を左に倒しながら彼の顎にパンチを入れた。
クロスカウンターを食らった彼は、かなり痛そうにしていた。
「元軍人の私に正面から喧嘩売るなんて生意気だなー。」
というか、ナツキちゃんはいつになったら来るんだ?
私が男に殴りかかろうとした瞬間。
『どーん』
「うがっ!」
私の背中に弾が何発か同時に当たった。
耐え難い衝撃と痛みが身体を襲う。
「やった!?」
後ろからはナツキちゃんの声が聞こえる。
「いいや、私は生きている。」
「え!?」
私の言葉に彼女は唖然としていた。
「危ない危ない。氷作って良かったー。」
私の服の下には氷があるのだ。
でも衝撃は伝わってきた。
しかしさっきからずっと体にとんでもない負荷をかけている。
酸素も未だに足りない。
筋力増強を使うのもこの状況ではまずい。
筋力を増強できる時間は一日の間に一時間だけ。
ここで使ったら後々苦しくなる。
こいつもずっと波動を使ってゴリ押ししてくるから厄介だ。
波動というのは食らうと体の能力を微妙に下げるという厄介な特性を持っているため、中々体力が回復できない。
後ろからもナツキちゃんが走ってきている。
こうなったら...!
『グサッ』
彼の腹を貫いていたのは、私の波動で形成された刃。
「私だって、波動使えるんだよ?」
やがて彼の全体重が私の腕に負荷をかける。
そのまま、彼の体は後ろ向きに、刃の上を滑って落ちていった。
よし、とりあえずこいつは無効化した。
後はナツキちゃんだけだ。
私は振り向いて、両腕の刃をナツキちゃんに向けた。
「そういえばナツキちゃん、どうやってヘリなんて手に入れたの?」
私はこちらに走ってくるナツキちゃんに向かって問いかけた。
「テレビ局に侵入して奪った。」
そんな予想外の言葉に私は唖然とした。
そして彼女の拳が私の腹を打った。
「うぐっ...」
彼女の手には違和感があった。
固いというか、何かを手に付けているような感じ。
波動か?
確かに波動の特性は人によって変わる。
私の場合は刃の形になる。
ナツキちゃんは波動をグローブのように使うのか?
まあいい、刃でガードすれば解決だ。
とりあえず、不死身のナツキちゃんを殺すことは不可能に近い。
一応殺せなくもないが。
私の瞬間移動は死体に対しても使用できる。
私は昨日『Ganblerー賭博師ー』の死体に瞬間移動した。
埋められていた場合も想定して、『Friezeー凍結ー』で酸素ボンベを作った。
だから、彼女にゲームを挑めば殺すことができる。
でも...
「私はこの戦いを楽しみたい。この、私が死ぬまで終わることのない戦いを。」
声を出したのは私ではなくナツキちゃんだった。
「どうせそんなこと考えてるんでしょ?」
え..!?
ナツキちゃんも同じこと考えてるんじゃないのか?
つまらないの?
ナツキちゃんは私と同じじゃないの。
ナツキちゃんはこの戦いを楽しんでない、それが事実?
そんなの嫌だ!
「じゃあ、つまらないまま殺してあげる。」
私は波動の出力を上げた。
あまりの波動の量に、ナツキは冷や汗を掻いていた。
波動が空気に干渉してビリビリと静電気のようなものを発生させていた。
「今の「殺す」というのは比喩でも何でもないよ。どうせあんたももう気づいているでしょ?『Undeadー不死ー』の殺し方。」
それは...
「首を切り落としてあげる...」
それだけじゃ私の気持ちは満たされない。
「それで君の首を拾い上げて、新しい君が誕生するところを死ぬまで見せてあげる。」
絶望というものが何なのか教えてやる。
「あ、そうだ。これもまだあんたに見せてなかったね。」
私の体中から炎が放出される。
青白くて、冷たい炎。
「これは『Friezeー凍結ー』と『Infernoー業火ー』の能力を黄金比で出したときに起こる現象だよ。」
氷結で奪った熱で業火を放つ。
これを常に繰り返す。
「まだ、本気じゃなかったんだね。これが本気?」
そんなよくわからない質問をしてきた。
「うん。そうだけど?」
それを聞いた彼女はニヤリと不気味な笑みを浮かべ、口を開いた。
『reviveー蘇生ー』の能力者の男と似たよう瞳を見せた。
「なんーだ。想定以下だ。」
は!?
何を言ってるんだ!?
「え?これじゃあ物足りない?」
私の言葉を聞いたナツキは首を横に振って口を開いた。
「うーんうん。物足りないというより思ったより弱くて安心した。」
彼女は屈服の無い笑顔を見せて言った。
これはきっと挑発だ...
落ち着け....
私がこんな軽い挑発に乗るな...
クソ!頭でわかっていても、どうしても気持ちが高ぶってしまう。
私の腕からから放たれる波動の量が増加する。
引き裂いてやりたい。
ナツキはショットガンを捨てて波動を身に纏った。
「....接近戦でもなんでも受けてやるよ....」
ーナツキ視点ー
私は波動を身に纏った。
そして、ナナは死角だから気づいてないがブローディアがあと数秒で死ぬ。
彼は生き返った瞬間に波動のロープを使うだろう。
なら私は彼のすぐ近くである程度ナナを引き留めればいい。
私は波動の鎧でガチガチに固くなった拳をナナに振り下ろした。
鋼鉄と同等の強度を持った拳は彼女の頭を勝ち割ることだってできる。
しかし、私は近接格闘に関してナナに勝てない。
つまり、私は防御に徹した方がいい。
ブローディアが波動でナナを縛ることができれば勝機はある。
それに私は波動の扱いにまだ慣れていない。
流石にこんな集中力をすごい使うものを数分も維持し続けるのはつらい。
ブローディアの回復まであと20秒といったところ。
...19
私は数えながらナナに向かってパンチを撃ち続けた。
...18
ナナが反撃してきた!
あとちょっとだ...
あとちょっと...
7....6...5...4...3...2...1...
今だ!
やれ!
「オルァー!」
傷が完全に修復され、跳ね起きたブローディアは、波動をロープ状にして、ナナの四肢を完全に拘束し、彼女から体の自由を奪った。
今だ!
私は近くにたくさんある小さなガラスの破片を鷲掴みにして、驚いて開いているナナの口の中に放り込んだ。
「ウガァー!」
ナナの口から血が垂れた。
『キーン』
ナナが『Friezeー凍結ー』を発動させた。
が、彼女は凍結の能力を自分の防御の為に使った。
『パン』
とりあえず警備員の死体から抜き取った銃で撃ってみた。
弾丸は空中で静止した。
ナナの体の周りの温度が急激に下がる。
この前、リオンがやっていたやつだ。
彼女の周りの空気、いや、原子そのものが運動を止めている。
熱とは原子の運動エネルギーのことで、絶対零度の-273.15℃では、原子が完全に動きを止めている。
この状態ではどんな攻撃も通用しない。
だが、やけくそになったな。
この状況でそれを使うのは悪手だよ。
「ブローディア、こいつがまた動き始めたらすぐに殴って。」
「分かった。」
さっき『Infernoー業火ー』と『Friezeー凍結ー』を同時に使ったのか分かった。
多分、『Friezeー凍結ー』で冷却するとき、奪った熱は体内に蓄積されるんだ。
そしてその熱をすぐに『Infernoー業火ー』で逃がしている。
だとしたら、このまま体を絶対零度の空気で守ってもいずれ熱がたまって死ぬ。
そうしない為に彼女は必ず『Friezeー凍結ー』を解除する。
その瞬間を狙えばいい。
ちょっとづつナナの顔が赤くなっていく。
かなり熱が溜まってきたのだろう。
それにさっきガラスの破片を口に入れられた激痛のせいでうまく呼吸ができないのか、彼女はずっと息を荒くしている。
熱がたまって、汗が流れる。
そろそろかな...?
私の予想は的中した。
彼女の目の前で能力を解除した。
「『Infer….」
『どん』
ナナは溜めた熱で炎を出そうとしたが、ブローディアのパンチを背後からくらって発動出来なかった。
『パン』
私も銃を撃ったが、空中で蒸発させられた。
でもそれも予想通り。
私は、指を千切れる寸前までナイフで切って、再生の力で押し出した。
放たれた指はナナの腹に突き刺さったが、所詮は指。
刺さっただけで、貫きもしない。
でもそれでいい。
これは最終手段だがやるしかない。
「なんで銃を使わずに指を飛ばしたの?」
「...私の体は”本体”から再生されるの。体のどこが本体か指定できる。私はいつも頭を本体に再生していたけど、ほかの部位でもできるの。本体じゃない体は不死身じゃない。私は今その指を本体に指定した。私はこのまま銃で自殺すればいい。」
ナナは、指が再生するときに死ぬだろう。
一応再生の力だけで30mジャンプできたこともある。
「それは死んでいるも同然だよ?いいの?もっと楽しんでから死のうよ。」
焦るナナに私は笑顔で言葉を返す。
「楽しかったよ。さっきつまらないって言ったけど嘘だよ。ナナが私の挑発に簡単に反応して、私の思い通りに動いたときは嬉しかったよ。」
でも....
「でも、この数週間の間に私の考えは大きく変わった。」
私は深呼吸をした。
「不死身でも本気で生きてるんだよ。ふざけるなよ。」
私はゆっくりと銃口を自分の右側頭部に押し当てた。
少し錆びかかっているリボルバー銃は、ハンマーを引くとギギギとぎこちない音を鳴らす。
たった一秒の出来事。
でも私の人生で一番長い時間。
死ぬの、嫌だなー。
引き金を引くと、銃声が聞こえる前に私の意識が途絶えた。
目が覚めたら目の前に女の人が胴体を切られて倒れてる。
肌寒くて下を見ると、素っ裸だった。
数メートル奥にはそんな私を驚いた表情で見ている男がいる。
裸を見られたのは恥ずかしいけど、それよりも腕がない。
しかも再生されている。
記憶がない。
なんで私はここで倒れていたんだろう?
私は中学二年生のはずだが、体の成長具合からみて、高校生くらいだ。
さっき腕が再生されたのはきっと私が能力者とかいうやつだからということは確実。
じゃあなんで記憶がないんだ。
私が周囲を見回すと、私と全く同じ体形で、同じ身長をした女の人が銃を持って倒れていた。
きっと自殺だが、最も恐ろしいことは、今の私の顔と全く同じであること。
であれば、これは私の死体で間違いない。
じゃあなんで私が二人もいるのか?
そんなのは簡単だ、指から私の脳が再生されたのだろう。
この死体も、指が切り取られている。
私は、もう私じゃなくなった。
まあいっか。
私は目の前の自分の死体の服を着た。
そしたら、奥から警備員が走ってきてライフルをこちらに向けた。
そういえば能力者は捕まって一生実験されるって言ってたな。
逃げなきゃいけないのか。
「じゃあ、全力で逃げ回ります!」
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