第5話
知らない男の人が夜中に"シャーウッド"に来た日から2日が経った。
あれからすぐ、当面のいる物だけをスポーツバッグに入れ工藤組本家へと連れて来られた。
八千流ちゃんとハイドくんも一緒に。
ハイネママは4人分の荷物と共に後から来た。
八雲パパを説得するのにとても時間がかかったらしい。
八雲パパ……。
そういう八雲パパも暫く工藤組に泊まることに。
でもこの部屋ではなく、八雲パパはシゲさんの部屋に。
「シゲさんはイビキが煩いから嫌だ」
と拒否し続けていたけど、最後には雪代さんにお尻をおもいっきり蹴られ観念しました。
私達が泊まってる部屋は、初めて私が工藤組に来た時に通された部屋で。
部屋を出た真っ正面には、今日も綺麗に洗礼された庭がある。
あの時と同じ、私は直に廊下に座り庭を眺める。
あの日から、八千流ちゃんとハイドくんに拾われたあの日から今日まで、とても濃い一日一日を過ごしていると思う。
たくさんの人達に囲まれて。
"東條"ではあり得なかった日々。
"真木"になって私は……
とても幸せーー。
白い息を吐きながら、そう思っていると
「おわぁっ!?」
「!!??」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます