第4話

チッチッチッ。



障子から射し込む朝日を受け、私は目を覚ました。



枕元に置いている目覚まし時計を見ると、いつもより少しだけ早い。



一応かけていた目覚まし時計は止めておく。



目覚まし時計が鳴って、こんなに早く起こしては八千流ちゃんとハイドくんが可哀想だ。



二人は後一時間は寝れる。



可愛い天使達の寝顔を堪能しつつ、その先を見るとハイネママはもう起きているようで、その姿はなかった。




「へいっ!まぐりょいっちょう!」



「!!??」




マグロ?



そう言って、八千流ちゃんが布団を勢い良く蹴り飛ばす。




わわわっ。



慌てて布団を被せ直していると




「はいどがたのんだのは、まどぎわです」




寝ながら会話をしてらっしゃる!



というか、ハイドくん、それを言うならエンガワでは……?




なかなか渋いですね。




二人の双子特有?寝言会話を聞き終えて、私は二人を起こさないように部屋を出た。

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