第18話 リックとミラ 2 (Hシーンあり)

ミラは本を読んでいる。本のタイトルは「騎士として恥ずかしくない夜の作法」である。

普通は事前に予習しているものであるが、二人は特殊なケースであり、直前というか行為中に勉強中だ。


「なになに?騎士の女性は旦那が騎士である場合、局所の陰毛を旦那に剃ってもらう・・なんだこれは!!」

「知らないのか?事始めの作法だ」


通常は女性はことを及ぶ前に局所の毛を整えることがマナーとされる。それを、していないということは旦那に整理してもらわないといけない。これが事始めの作法である。


「ミラ、でも整えているんだろう?」

ミラは俯く。よそ見をする。どこかに行こうとする。


「おい!待てよ!今更逃げる気か?」とリックが抗議する。


「いや・・だって・・・」

「整えてないのか?」

「ボーボーです・・」


ミラの服を脱がせる。そして、局部があらわになった。


「こりゃひでぇ。俺のより毛が濃い」

ミラの蹴りリックの顔面に直撃する。


「いや、しかし、こんなのでよくセックスする気になったな」

ミラのかかと落としがリックの脳天に直撃する。


「こういうのって、とっとと終わらせるものだろうと思っていたんだよ!」

「さすがに、これは汚いな。これではできない」


ミラの廻し蹴りがリックに直撃する。


リックははさみと剃刀を取り出した。そして、ミラの局所の毛を剃り始めた。

「おい、恥ずかしい。恥ずかしい。やめて」

「ミラにも羞恥心があるんだな」


リックはミラの蹴りがまた来るなと構えていたが、蹴りはこなかった。

代わりに「悪いかよ」とミラが答える。


「とりあえず、ミラ」

「なんだ?」

「おちょくってゴメン。ミラがどんなであっても全然きれいだよ」

「馬鹿野郎」


リックはチョキチョキとミラの陰毛を切っていく、ある程度剃れたら、今度は剃刀で剃っていく。すると、誰にも触られたことすらない局舎がピンク色にテカりながらリックの前にあらわになった。


「痛くないかい?」

「痛くはない・・・だけどくすぐったい」


すべての陰毛が剃られた。生まれたての赤子のように毛がなくなっている。

「さわるぞ!」

「いちいち言うな!」


指で局所をなぞる。このリックというのは別に童貞ではない。むしろモテる。どういうことかというと、結構な経験があるのだ。

他方でミラは全くの経験がない女だ。もしかしたら男と手をつないがことが家族以外ないかもしれない。、戦闘中に男をつかみかかったり、投げ飛ばしたりするのはノーカンである。


そのミラの局所をリックがこれまでのすべての経験を駆使してなで回す。彼女の敏感なところを瞬時に把握し、重点的に攻める。彼女は大きく痙攣した。さっそく絶頂したのだ。


「・・・いや・・こんなに早・・く」

自分の感じやすさに驚くミラ。「それでは、まかせた」とリックが大の字になってベッドに寝転がる。


騎士の作法で女性騎士の場合は初めての場合、騎乗位になる。という作法がある。


「なんだ?これは?」

ミラが震える手で本を持って、茫然としながらつぶやく。


「男から攻めるならば後背位でするが、どうする?俺はどっちでもいいぜ」


ミラは少し考えて、

「ワタシからする。そこに寝そべってろ」


「無理するなよ?初めてなんだろう?自分からするのは無謀ではないか?」

「さっき、やらせようとしていただろう。」

「あれは、ゴメン。おちょくった」


ミラは投げやりに、「初めての時はアンタの顔を見ながらじゃないと嫌だ!だから騎乗位だ!」と答えた。


ミラはリックの上に跨り、自分からリックのペニスを自分の局所にあてた。そして、少しずつであるが、挿入する。しかし、何を思い直したか。挿入の速度を上げて、一気に根元まで飲み込んだ。


「おいおい、無茶をするなよ。」

リックが言う。

「ワタシは騎士だよ。“痛い”とかで逃げ腰になるのが嫌だったんだ」


と、ミラがピストン運動をする。痛みでミラの顔が強張る。しかし、その必死さがいとおしい。破瓜の証が痛々しい。


「すごくいい。娼婦なんか目じゃない」

「愛する妻を娼婦なんかと同じにするなぁ・・あん」


ミラがリックにしな垂れかかる。

「キス!キスして!まだ、してもらっていない。」


リックとミラの唇が交わる。舌が交わる。心が交わる。


二人は同じタイミングで絶頂を迎えた。ミラの膣内にリックの精子が大量に注がれた。

夜は長い。二人だけの時間はまだまだある。

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