台湾カステラを求めて
銀河ケイ
第0話 台湾が俺を待っている!!!
「台湾が俺を待っている!!!
そう言って彼は海に飛び込みました。」
「アイツ泳げるの?」
「おしまい。」
「終わらせんな。じゃないと死んだことになる。」
そう言ったのは加賀町 祐
田舎の一軒家に住む普通の人間だ
「別にいいだろ。
ちなみにネタバレをすると、泳げなくて死にかけた時に異世界転生して何とかかんとかってやつだ。
僕が転生モノに詳しくないから話はここで終わり。」
この転生モノに詳しくない奴は糸魚川 シュウ
コイツは異世界から来た人間だ
しかも加賀町の家に勝手に住み着いたことにより加賀町から疫病神と呼ばれている
「じゃあ異世界に行かない方向で考えてよ。原作改変してさ。」
「そんなことしたらバチ当たりますよ。
この話は終わりです。次の話にいきましょう。」
「バチ当たるの!?
そんなこと無いと思うんだけどなー。」
「ちなみに異世界に行かないバージョンもあって僕は行かないバージョンだけ読みました。だからそもそも異世界行くバージョンの話は知らないんですよね。」
「じゃあ行かないバージョンでいいから教えてくれればいいのに。」
「教えませんよ。自分で原作を買ってください。僕は本の布教をする為だけに話してるんで最後まで話すとは期待しないほうがいいですよ。」
「あーあ、台湾野郎がどうなったのか気になって眠れないよー。」
「諦めてください。
明日、一丁目の本屋に買いに行きましょう。
転生するのと、しないのと両方のバージョンを買うことをおすすめします。
僕は留守番してるんで。」
「お前行かないのかよ。」
「だって暑いんだもん。
暑さに耐えれなくなって死ぬよりは人に買いに行ってもらうほうが正しいでしょう。」
「俺だって暑いんだけど。」
「とりあえず日傘と保冷剤を用意しておきますね。」
「保冷剤...。
まあ、明日買いに行ってやるよ。」
「よっしゃ。僕、流しそうめんの竹のやつ作って待ってますね。」
「俺の庭が、そうめんに...」
「あ、そうめんも切らしてたから買ってきてくれません?」
「わかったよー...」
加賀町は台湾野郎がどうなったのか気になって寝れなくなり、そのまま朝になっていた
机の上には保冷剤が大量に入った袋を加賀町が用意していた
「おはよう、そうめん。」
「俺は、そうめんじゃない。
てかなんだこの保冷剤多すぎるだろ。」
「さっきCMで暑い夏には保冷剤ってやってたから真似してみた。」
「どうやって使おう...」
大量の保冷剤の使い方に悩みながら
加賀町は一丁目の本屋まで行く決意をした
台湾カステラを求めて 銀河ケイ @uk-igirisu
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