登場人物紹介

白峯顕しらみね あきら

 主人公。だけどもこの章では主役らしくない男。傲慢不遜だが勢いに負けて流されるタイプのファッション上位者。


安倍春明あべ はるあき

 いわゆる狂言回し。白峯が唯一対等に扱う存在。警視庁の刑事。災害に分類される白峯に対し気安く接する不良刑事。ワニの口に頭いれてカパカパしてSNSにあげるタイプ。


高松東たかまつ あずま

 安倍の部下。一章終了時に安倍もろとも特別班に編成された。柔道黒帯で安倍をなぎ倒せるレベルの腕前。


◎捜査一課 山曹班

山曹操さんそう みさお警部

角文和かく ふみかず警部補

夏好惇なつよし じゅん巡査長

 捜査一課の強行犯係。名前の由来は三国志の魏関係者。


◎公安部

・滋丘

 公安直下の特記案件に対処する部門の責任者。柔軟性のある対応を心がけて柔和な言葉遣いを使用するが、感情が高ぶると口ぎたなくなる。赤いアンダーリムの眼鏡を着用している。特記案件で妻と娘を亡くしており、自身と同じ思いを市民にさせてはならないと奮闘する警察官の鑑。

・小沼

 滋丘に次ぐ責任者。死にかけた鬼との最後の会話を安倍に許すなど、粋なところがある。最近高校生になる娘が洗濯物をいっしょに洗ってくれないのが悩み。

・大杉

 電気系統の対処が得意な公安刑事。元爆発物処理班だったため爆発物にも詳しい。


◎鬼(鬼童丸)

 鬼童丸とは、平安時代に源頼光を殺すために牛の皮をかぶった鬼のことを差す。

 その後、歴史の中で似たような性質の鬼が幾たびも現れたので固有名詞が種族名として伝わった。

 おもな攻撃方法は皮をかぶった状態からの不意打ち、人間では勝てないほどの膂力による殴打など。遠距離には金砕棒を生成し投げつけるなどして対応する。

 退治するには本編通りに豆をぶつける、鬼殺しの刀を使うなどをしない限り、鬼童丸の硬い皮膚を打ち破ることは難しい。本編中では国に掛け合い国宝『髭切』を借り受けようとしたが間に合わなかった。

 弱点は本編でもあったように豆をぶつけられること。認知により産まれた妖怪は弱点が無数にあるため人の身でも倒せる場合が多い。


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