第9話

ドアの向こうから18禁のいけない香りがプンプンと漂ってくるよ。

どうしよう。帰りたいけど、伯母さんの顔が浮かんでしまい。帰れない。

このまま帰ったら殺される!

私は勇気を出してドアを叩いた。


喘ぎ声がパタリと止まる。


「すいませーん!原田家政婦事務所から参りました。原田 葵と申します」


しばしの沈黙の後


「えっ?新聞の勧誘?」

と、ぶん殴りたい答えがドア越しから返ってきた。


「違います家政婦事務所のものです。今日10時にこちらに伺う予定でしたが」


とりあえず、マニュアルとーり言ってみた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る