第7話
お仕事バッグに入っている使い捨ての超除菌ウェットシートで手を拭き、恐る恐る興味本位で大きな靴のクローゼットを開けると、何も入ってなかった。
空っぽ
靴箱って、靴を入れるもんですよね。
はて?まぁいいか、怖いけど先へ進もう。
さりげなく目線をずらすと長い廊下がまっすぐに続き、ワケの解らないキュビズムの絵画が私を招く。おそらくリビングに続く廊下であろう。
そこにも高そうな服がボロボロと落ちまくっていた。
進むたびに
ジャケット、シャツ、ネクタイ、靴下、廊下がクローゼット?
了解です!リビングはきっと風呂場なんですね!そんなワケないだろうが!
不安でたまらないので、ひとりノリ突っ込みをしながら、リビングに入るであろうドアに手をかけると
ドア越しに声が聞こえた。
それも完璧なる18禁の声がする!
本当に勘弁して下さーい!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます