マーダー・パレード ~魔法少女よ誰が為に~

霜月

第1話 エピローグ

 悲劇はファンタジーだと思っていた。

 戦争・飢餓・差別・犯罪、ありとあらゆる不幸は画面の向こうの出来事だと思っていた。

 でもそれは大きな間違いだった。

 それはすぐそばに潜んで、降りかかる機会を伺っている。

 そして気紛れによって日常はいとも簡単に壊れてしまうのだ。

 もう戻れない。私の日常は壊された。

 魔法少女として、私はこの世界の為、家族の為、そして自分の為に戦う。

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