日常 学園にてⅣ
学期が始まってからの1週間は午前授業かつ40分授業なので12時前には帰れる。休みなんていらないから毎日こうしてくれ。と思いつつリュックに筆箱とタブレット端末を詰め込む。
学校から最寄りの国鉄帝都環状鉄道の駅までは徒歩3分。帰宅部にはありがたい距離感だ。
廊下をとことこ歩いてたら後ろからパタパタという足音とともに誰かがぶつかってきた。特段反応も見せずに居ると案の定「いっしょに帰ろ〜」と志乃の声が聞こえてきた。ちょっと歩調を緩めてやって並んで歩く。いくらか会話を交わしながら電車に乗って家にたどり着く。
「んじゃ後で」
「1時ね〜。はいは〜い。また後で〜」
今日潜る深層フィールド型迷宮052391−jpは時間遅延型で大体10分の1位。簡易転送もできるので結構簡単な類のダンジョンだ。とりあえずタグとこの前拾った空間圧縮鞄、それに配信用の浮遊型簡易追尾式スフィアカメラ。意外と高かったから壊したら多分泣く。
準備も出来たのでスマホでもいじって時間を潰すことにした。
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この高校には10世代くらい前にノリで作られた帰宅部がマジであります。主人公は所属してないけど
アホほど短くてごめん。なのに結構重要な情報がポイポイ捨て置かれてるっていう
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