日常 学園にてⅡ
今日はインラグで都市攻略戦をやるから早めに投稿♪
主人公はどちらかというと共産主義者です。詳しく言えば機械によって物資配給などが行われて国家運営に人間が携わらない完全に自動化された社会構造を理想体系だと考えてます。だから人間によって運営されてる社会主義の総本山たるソビエトくんはそんなに好きではないという。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「そしてダンジョン研究に充てるために枢軸国、連合国間で15年間もの一時停戦条約、インターラーケン停戦条約を調印したことで第二次世界大戦は一時的に停戦状態へと持ち込まれます。
その間各国ではダンジョン産の物資を採取、採掘し、それを加工する技術やタグの軍事転用の研究が盛んに行われました。
ダンジョンの出現は戦争の在り方、目的を変えてしまいました。これまでは領土の奪い合いが主な目的でしたが、領土ではなくダンジョン産の物資やダンジョンそのものが奪い合いが主な目的になりました。」
ダンジョンから採れるものを使えば魔法だって使える。何なら手のひらに収まるサイズのちっぽけなタグさえあれば簡単に一国の都市を滅ぼすことができる程度の力を行使することだってできる。更には無限に鉄や石炭、石油などの鉱物資源を採掘できるタイプのダンジョンだってあるのだから資源不足に常々悩まされてきた当時の日本にとっては青天の霹靂だっただろう。ある程度の資源を保有している大国であろうと尽きぬ資源はあまりにも魅力的だろう。
「インターラーケン停戦条約調印から9年後の1955年2月19日、当時のナチスドイツの支配者ヒトラーは停戦条約を破りフランスへ侵攻を開始。一連のフランス侵攻の主戦場となった当時の首都だったパリは灰燼に帰し、市街の4分の3が消滅しました。残った4分の1の土地も大半が大規模魔術の行使により超巨大な結晶体に覆われてしまい、フランスは首都を喪失しフランスは事実上の滅亡、そしてドイツに占領されました。
しかし条約を破ったということで世界中から批判され、世界の敵として連合国側がより一致団結する契機にもなりました。」
いつもやらかすちょび髭総統。もう少しせっかちじゃなければ鉤十字なかのお国は今もなお大帝国だっただろうに勿体無い。あと日本を巻き込まないでほしかった。お陰でこっちも割を食ったし。
イタリア?知らん。どうせ巻き込まれようが巻き込まれなかろうがスターゲージパイに恐れおののいて勝手にベレッタ製の拳銃にパスタ詰めて自殺してただろうし。
「1960年8月14日にヒトラーが自殺し、翌日ドイツは降伏を宣言。ここでバトルオブベルリンは終結し、連合軍に占領されることになりました。
1963年5月12日、日本がクルムロフ講和条約を受諾し、条件付き降伏に持ち込んだことにより終結しました。この時点で東日本の殆どがソ連に侵攻、占領されており、西日本も九州の下半分がアメリカを中心とした西側諸国によって占領されていました。終戦時、大本営は東京から松本大本営に移されていましたがソ連の攻勢が強まったことを受け、奈良の斑鳩へと移転されていました。」
流石に端折り過ぎなのでは?かなでは訝しんだ。
「1964年、チェコ国際講和会議が開催されました。その中で日本は東日本社会主義人民共和国と西日本連邦の2つに分割されることが決定され、それぞれが東側陣営と西側陣営で占領されることが決定されました。また同時に枢軸国側の迷宮探索機構が解体され研究成果や人員、物資などはDIUに吸収され引き継がれることになりました。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この授業の単元名は「迷宮歴史学科」。迷宮の歴史を世界史(或いは日本史)と絡めて学びます。高校二年生から始まる教科でこの日は最初の授業。なのでダンジョンが発生してからこれまでの歴史を軽く流しながら大まかなところを確認してるところです。詳しい歴史はこれからの授業でやります。ただもう本編中に出てくるかどうかはわからないけれど。
日本の二時大戦時の状況がアホみたいに端折られてるけど実話です。何故か高1の世界史の教科書ではミッドウェー海戦もガ島に関してもやらずに真珠湾攻撃からのポツダム宣言でした。だから1コマだけで二次大戦が終わった。早すぎ。
この世界では核兵器が誕生してません。(此処重要)
ダンジョンの研究のために国家が総力を上げた結果、研究資金もダンジョン開発にほぼ全て流れ込んだのでその他の研究が割を食って資金が以前の10分の1とか完全に打ち切られたりなど言うことになったので、核開発やジェット機などの新兵器の開発がほとんど進みませんでした。代わりにダンジョンの攻略や開発、ダンジョン産の物質などを使用した兵器の開発などが進みました。
あと度々登場する「タグ」ってなんぞやってなってる人も居ると思いますが後で主人公がダンジョンに行ったときに解説します。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます