第7話
「てめぇ誰に口聞いて…ぐはぁあ!?」
頭が爆発するかのように真っ赤になって俺を睨みつけたが力を失ったこいつは俺にただ蹴られるだけだった。必死に睨みつけるが俺は攻撃をやめない。1発、2発、3発にとどまらず何発も殴って蹴り続けた。
「おいお前やめろよ!!!カスのくせに!!」
あ……こいつらの存在忘れてた。だが田川玄樹以外全員戦慄して言葉を話そうとはしない。というかガクガクと震えて、この先起こる自分の状況を恐れている。しかしこいつは金魚のフンで金持ちだから無駄にプライドが高いせいかあの戦いと宗久にしてるこれを見ても怯えないんだろうな。今まで楽して生きてきたやつはいいよなあ?
「だまれ」
「ぐへぇあ!?」
………あれ一発で気失った?こいつ黒色なのに………もしかして実力無いのか?
「おい宗久。なんでこいつこんなに弱いんだ?」
「なんだその言い方……ぐはあ!!!!」
まだ反抗してくる宗久に俺は再び蹴りを入れた。
「……俺が暴虐の王になったからコネで黒色にしてるだけだ。実質白色と変わらねえ」
なるほど。てことはもう何も考えずこいつら殴ってもいいよな?とりあえずまずはこいつらの王である宗久の心をおらねえと。
「確かこんなことしてきたよな??ドロップキーーーク!」
「ぐはあ!!!」
「んーーーもうちょい威力上げたいからもっかい立ってくれる?」
「……ちくしょう、!」
それでも宗久は俺のことを睨む。こいつプライド高すぎるだろ………てかそれよりもなんで俺のことをターゲットにしたか聞いてみようかな。思えば俺は理由も分からずの日々で聞いたことも無かったや。
「なんで俺のことが気に食わないんだ?」
すると宗久は一瞬も考えずにケラケラと笑ってこう答えた。
「理由なんてねぇよ!ただ気持ちいいからだ!ぐはあ!!!!」
こんな単細胞に聞いた俺が馬鹿だった。
「お前はただでは殺さない。できるだけ苦しませる」
「ぐはぁぁあ!!!」
そこから何分間も殴る…………と思っていたが、一瞬にして宗久は心が折れた。俺がすぐに殺すから最後は見栄をはろうっていうプライドだったんだろうが、俺がそうしないからすぐに捨てたんだろう。
「もうやめてください………すいませんでした」
「許すわけねぇよ?あとお前らもだ!!」
0.3秒間でやつらを殴って宗久と同じく動けないほどの傷を女以外に与えた。この2人は宗久みたいなプライドよりもやはり金魚のフンのような立ち回りで泣きつきながら俺に許しを乞うてきた。自分のバックが居なくなったら急に弱気になりやがる。100万やるから許せ!!とか言ってたが無視してやった。
そして残された女はウキウキで調子に乗った。
キャハハやっぱり男はみんなちょろいわね。もう宗久は用済みだし、こんなカスに命乞いなんて屈辱だけど生き残るためよ!
「さすがひたくん!!!ずっとかっこいいと思ってたんだあ!私と付き合ってあげてもいいわよ!」
男なんてみんな単純………この私が彼女で嬉しくないわけないわ!!いつもの男たちみたいにニヤニヤしながら照れて………
「うるせえクソ女」
「きゃあ!!?!」
俺は容赦なく殴り飛ばした。彼女の目は有り得ないっっ!って思ってる目だったが俺からしたらこの女はゴミ以下の価値しかない。残していたのはこの方法が彼女の心を折るのに1番いいと思ったからだ。
「私のことを殴ったわね!?!許さないから!」
「どっちでもいいお前はここで死ぬんだから」
「すいませんでした!!許してください!全部宗久のせいで……」
「あぁ!?裏切んのかてめえ!!」
「うるさい!!利用できると思ったから近付いたのに負けやがって!調子乗るんじゃないわよ!」
「なんだと……」
醜い争いだ………。そしてこの女、猫川ゆなは俺に土下座をしてきた。
「すいませんでした!もうしないから許して?ね?」
俺は何も答えず、しんそこ軽蔑した顔で彼女の腹を殴った。
その瞬間、彼女はさっきの様子から一転ガクガクと震え始めた。顔が真っ青になり絶望している。これで全員絶望し、俺のあの頃のような顔をしている。復讐完了。
【ゲーム終了】
【勝者:中立の王】
【報酬:マスターの対談が始まります】
マスター!?!
突然、空間から亀裂ができて一人の男が現れた。………この男がマスター!!
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