第7話 自慢の爪
ガリッガリッ
バリッバリッ
見よ読者よ。
この美しい爪を。
もはや芸術だ。
何故爪を研ぐか?
まぁ
マーキングかなぁ
人間にはわからないと思うが我々の足裏には臭線というのがある。
自分の匂いを漂わせ、安心感を得るのと同時に縄張りの主張をする。
二足歩行になり高い位置で爪を研ぐことがあるだろ?
あれは、自分を大きく見せる主張だ。
基本は外に出て走ったりしていると自然と整うが飼い猫は爪研ぎをする傾向にあるな。
ここで我の爪研ぎテクニックをひとつまみ
着地に失敗した時に爪を研ぐ
側から見ると誤魔化している様に見えるだろ?
否
自分を落ち着かせる為に行なっているのだ。
人間共も何か失敗した時は、頭や首を掻く仕草をするだろ?
それと同じだ。キリッ
『そろそろ爪切るよー』
終わりだ。。。
捕まったら終わりだ。。。
我の自慢の爪が。。。
パチ、パチ、パチ
ああぁぁぁ。。。
我の爪がぁ。。。
猫の侵略 からし @KARSHI
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。猫の侵略の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます