第4話
例えば、と思う。
学校を卒業した僕は、あまり、仕事ができず、そして、色んな趣味の活動をして、経験を積むしかなかったと思う。
中高年になった僕は、今だから、思うけど、どこでも、「言葉遣い」「身だしなみ」「決まり」は、あると思う。
ピアノを習った時もそうだったし、英会話を習った時でもそうだったし、ボランティア活動をしても「そうだ」と思う。
…
19歳、20歳の僕は、未熟だった。
塾講師のアルバイトや家庭教師をしていたけど、僕は、馴れ馴れしい口を利いていた。
今だから思うけど、僕は、テレビドラマの真似をしていたのだと思う。お笑い番組とか。
だけど、ドラマとかお笑い番組は、「本当は、こんなのは良くない」を前提にしながらも、放送をしている。
ある脚本家の人が言うには「公序良俗に反する」もの、とコラムに書いていた。
それを読んだ僕は、ショックを受けていた。
そのコラムを読んだのは、29歳だから、僕は、成長が遅れているなぁと今なら思う。
僕は、今でも、遅いと思う。
だけど、「遅咲き」と思っている。
僕は、ゆっくり学ぶしかないと思う。
…
バイトをしていて、「そんな口の利き方は良くない」と言われたこともあった。
僕より年下の人が、責任者になった。
これは、悔しかったけど、仕方がないと思った。
例え、年下でも、責任者には、違いがない。
だから、「君付け」なんてできなくなってきた。僕の周りで、彼を「○○君、嫌いや」と言ったいたのもいたが、さすがに、そんな話を相手から聴いたときは、僕も、40代になっていたから、僕は、成長をしたと思う。
…
大学生の時、後輩が、大学院生になって、彼を「○○先輩」と言わないといけないと言われた時、僕は、ショックだったが、今では、相手が年下でも「○○先輩」と時と場合によっては言わないといけないなぁと分かるようになった。
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