第4話
一回、二回、三回、経験したことのない感触が手に伝わってくる。
ちょっと興奮してしまった。
何回殴ったかわからないところで手を止めた。
死んだか?
ポケットからハンカチをだしてナイフが刺さっているところに押し付けるとそのまま引き抜いた。
ハンカチが真っ赤に染まっていく。
傷口から手を離さないように子供の身体を今度はあお向けに転がした。
頭からかぶせたビニールを見ると苦しさから夢中でかきむしったのか口元の部分が破けていた。
薄いピンクの唇と白いあごが見えている。
しかし息をしているように動いてはいない。
心臓は止まっているんだろうか?
落ちつかないとと思っても興奮したままだ。
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