第3話

「まだあるからね」



「見てもいい?」



「いいよ」



子供はうれしそうにビニール袋の中を見だした。



その間にリュックからハンマーを取り出してズボンの後ろポケットに入れると後ろからコンビニのビニール袋を広げて近付き子供の頭にすっぽりとかぶせた。



一瞬、何が起きているのかわからず声もでない。


「わあっ!!」


と叫んだときには袋の持つところを閉めた後だった。



「――!!」



息を吸うとビニールが口に貼りついて呼吸ができない。



袋を取るために両手で引っぱろうとした瞬間に後ろから右肩に向けてナイフを突き刺した。



「ぎゃあッ!!」



耳の中に悲鳴が入り込む。



倒れこんだ子供の上にまたがるとハンマーで頭を殴った。

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