第3話
「まだあるからね」
「見てもいい?」
「いいよ」
子供はうれしそうにビニール袋の中を見だした。
その間にリュックからハンマーを取り出してズボンの後ろポケットに入れると後ろからコンビニのビニール袋を広げて近付き子供の頭にすっぽりとかぶせた。
一瞬、何が起きているのかわからず声もでない。
「わあっ!!」
と叫んだときには袋の持つところを閉めた後だった。
「――!!」
息を吸うとビニールが口に貼りついて呼吸ができない。
袋を取るために両手で引っぱろうとした瞬間に後ろから右肩に向けてナイフを突き刺した。
「ぎゃあッ!!」
耳の中に悲鳴が入り込む。
倒れこんだ子供の上にまたがるとハンマーで頭を殴った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます