あとがきへの応援コメント
こんばんは
1ヶ月以上かかってしまって、申し訳ありません
読了いたしました
とても味わい深く、面白い物語でした
読みながらどきどきしました
スピンオフから入らせていただきましたが、なるほど……、ようやく鈍い頭にも接続でき……たような、まだ、整理しきれてないような……、整理整頓すると、逆に勿体ないような
人間性の搾取にどう対するか
誠実とは何か
さまざまに突きつけられたように思います
「彼女たち(もしかしたら、再び彼も)」の物語はまだまだ途中のよう
見守らせていただきたいと思います
良い物語を、ありがとうございました✨
作者からの返信
・みすみ・さん こんばんは
まずは、長旅お疲れさまでございました
いえいえ、時間をかけていただくのも、とてもありがたいです
貴重な三連休を一部費やしていただき、恐縮しきりです💦
(お仕事でしたらすみません。。。)
スピンオフから入って完走していただいたのは、把握している限りでお三方目ですね笑
嬉しいです、本当に
どきどき、いただきました
>整理整頓すると、逆に勿体ないような
このご感覚、まさに誠実さなのだと、私には思えます
大丈夫です、私自身ですら、きっと分かってません笑
分からなさを分からなさのまま受け止める
それは思考停止ではなく、むしろ考えつづけること
……日常だとなかなかそうはいきませんよね
言語化、定量化して踏み固めて捌いていかなければならないことばかり
もちろん、それも必要に迫られてのこと
でも、物語に対しては、まったく逆の態度こそ、相応しいように思うのです
……ただの私見ですけれど笑
それでも、それは大切な読者の方々との交流の中で痛感したことでもあるので……
よろしければ、引き続き見守っていただけますと、それほど嬉しいことはありません
こちらこそ、いつも、本当にありがとうございます✨
志保Ⅱへの応援コメント
こんばんは
じっくり表現を味わいながら、と思い、精神的、時間的余裕のある時にお邪魔していたのですが、これは、一気読みでガツガツいくべき物語だったのかもしれないと、いまちょっと、後悔しているところです
タグもたぶん最初に見ているはずなのに、忘れていたし…、それだけ、物語の中に惹き込まれていたということでもあるのでしょうが
構造式を意識しながら行くか、没入してしまうか、迷うなぁ…
作者からの返信
ありがとうございます!
いえいえ、実際、二周目からペース上げてくださるケースは多いです(多いというほど読まれてませんが笑)
もうちょっと一周目からフックを用意してテンポ良くいければベターなのかもですが、意図して長閑な雰囲気を出してるところもあるので、バランスが難しい……
霞への応援コメント
こんにちは
予告していただいていたので、昼の健全な精神で読もうと
クトゥルフからの、タイムリープだったの!!
魔界水滸伝…(←お気になさらず。栗本薫の未完の伝奇SFです。御作とはテイストもモチーフもかぶっておりません)
いま、あわてて、表紙に戻りました
あ、ほんまや
タグに書いてありましたわ…
しかも「ハーレム??」まで付いてた(笑)
意表を突かれましたが、このあとは、「そういうつもり」で拝読します
楽しみです
作者からの返信
こんばんは
あらら、映画見てる間になにやらコメントがたくさん!
ありがとうございます😊
そうなんですよー、クトゥルフとタイムリープもまぁおまけ程度なんですけどね笑
エンタメ的にハーレム感も出しつつ、呑み込んでもらって、お腹の中からチクチクするのが狙いの作品でして
スロースターターですみません
お楽しみいただけますと、幸いです!
燈子Ⅱへの応援コメント
こんばんは
大切な存在が傷ついているのをみて、待つことのできる人は、稀有だと思います
待つ方の人もまた、待っている間に傷ついてゆくのでしょうから
さて、彼らは、いかに待つのか
また、拝読しに参りますね
ありがとうございました
作者からの返信
・みすみ・さん
こんばんは
おっしゃる通りですね
なかなか待てないものです
つい性急に、助けよう、救おうとしてしまう
そして却って損なってしまったりする
ヒロイズムに酔いたい男性なんか尚更に
一緒に傷つくことの方が何倍も難しくて大切なのに
でも、難しいですよね
いったい、何が勇気なのか
何が善意なのか
身につまされます
またいつでも、お越しくださいませ
あ、この先の『朧』はややハードな描写がありますので……ご注意を
ありがとうございました
若菜Ⅴへの応援コメント
悠斗と若菜のぶつかり合いは、
男の子と女の子だけでなく、
ソトとウチのものでもあるんですね
おまけにウチからソトに出た悠斗(モラトリアム)の前に、ソトの人なのに、ウチに入り込んできた結人が絡む、と
しかも、ラブとライクも加味される、と
こんな単純化するものでもないのですが、前回から少し悠斗くんが気にかかるので、悠斗を中心に拝読してしまいました
この作品、いろんな切り口で読むことができて、楽しいです
作者からの返信
丁寧に読み込んでいただき、本当に嬉しいです
いや おっしゃる通りで ある意味対照的なふたりなんですよね
悠斗君と 結人さん
悠斗君からすれば、は?誰やねんってなもんで……
悠斗君の若菜さんへの感情はこのあと引き続き語られますので、どうかお見守りいただければと……
・みすみ・さんの読み解きは 温かいですね
場合によってはこう、支配の香りを感じてウゲェとなるんですが……
過分なお言葉、またスロースタートのお話にお付き合いいただき、感謝いたします
引き続き よろしくお願いします
悠斗Ⅱへの応援コメント
悠斗は、わりと好きなタイプです
中年男性だと、同じことは許されませんけどね(笑)
彼はまだ青少年期なので、見守るていです
何かやらかしそうではありますが…、目が離せませんね
子育てで、親がよく言われるステップ
1、手を離さない
2、手を離すが、目は離さない
3、目を離すが、心は離さない
この子は3手前くらいでしょうか
作者からの返信
悠斗君、あたたかく見守ってくださって、ありがとうございます
とてもまっすぐな、青年なのです
そうですね、中年男性だと許されない……でもざらにいる気がします……
心は離さない、って素敵な、でも切実な表現ですね
さすがです
彼のことも好きなので、いずれまた彼のお話も……って同じことばかり言ってますね笑
ありがとうございます
若菜Ⅳへの応援コメント
おはようございます
限界集落の少年少女というものは、その土地特有の絶望感や閉塞感を覚えたり、ステレオタイプな純朴さを押し付けられたりするのかもしれませんが、そんな中で若菜の伸びやかさは心地よいですね(*^_^*)
がんばれーと、応援したくなります
作者からの返信
・みすみ・さん おはようございます
若菜さんのこと、応援してくださって、嬉しいです(*^_^*)
私自身、彼女の伸びやかさや視点の新鮮さには何度も救われています
今朝も、私がぬんぬんと考えていたことを一吹きにしてくれました
「は、キモ。こんなの気にしなくていいよ」って笑
・みすみ・さんに褒めていただけるなら、きっと若菜さんも嬉しいと思います
ありがとうございました
文乃への応援コメント
こんにちは
プライベートジェット✈️(笑)!
文乃さんは、イイ女(「良い人」にあらず)認定ですね
わたくしのほうも、のんびりペースでの拝読で申し訳ありませんが、♡をつけているときは、じっくりしっかり受け止めさせていただいておりますので、ご容赦のほどをm(_ _)m
季節が小説世界に追いついてきて、良い塩梅で堪能しております☺️
ビールが美味しい季節ですね🍻
(いや、麦茶も、美味しいですよ…)
作者からの返信
こんにちは
読んだあと、思わず深呼吸してしまいました
・みすみ・さんは、酸素みたいですね
そうなんです、文乃さん、イイ女で、良い人にあらずです(笑)
でもこちら本編だと、書ききれてなかったなと思うところも多く、別途深堀を画策中です
ニ三日で読了される方もいれば、ひと月半くらいかけて読んで下さる方もいて、どちらも有難く、どうぞ・みすみ・さんのペースで
作中の村は、なんとなく新潟と長野の県境くらいのイメージで書いているので、夏でも少しは涼しいといいですねぇ
ビールもおいしい 麦茶もおいしい……
ゼリーもおいしいですね
やっぱり執筆物のキャラクターの魅力には 書き手の方の魅力のエッセンスが詰まっているなと感じました
ありがとうございます とても沁みました
若菜への応援コメント
こんにちは
ボクっ娘……拙作のアレをお読みいただいていると知っているだけに、勝手に申し訳ない気持ちに……(^^;)
LGBTQのQになるのかな
ちがうかもしれない
なんにせよ、疑う、問う、迷う……だいじな過程ですよね
作者からの返信
こんにちは
御作のアレとても好きです(笑)
そのうち、肩に白いマダコを乗せた、なにやらメルヘンな衣装のワカナが出てくる〝ようすのおかしな噺〟を書きたいなと密かに思っています
若菜さんは、そうですね、〝Q〟に該当するのだろうなと思います
理知的な母を持ち、閉鎖的な村に生まれたことが、彼女にとって良かったのか、悪かったのか……それはまぁ、わからないのですが、見守っていただけると幸いです
疑うことや問うことの重要性って結構説かれる印象はあるんですが、迷うことの重要性って貶められている気がします
答えのないこともたくさんあるし、まして多様な背景をもっている人間同士の関わりでは、迷うのが当然な気がします
若い人には、たくさん迷って欲しい……なんていうと、無責任なのかもしれませんが
ありがとうございます
白木への応援コメント
おはようございます
スローペースで拝読しております
子孫繁栄に有効なマジックアイテムがあるのに、限界集落
巫女を守るために若者が減るシステム
矛盾を抱えた村の行く末と結人さんの絡み(搦められ?)が気になります
初々しい女の子3人が魅力的ですね
(スピンオフを先に拝読しておりますが、線を繋いで行く楽しみがあります)
作者からの返信
・みすみ・さん おはようございます
足を運んでいただき、嬉しいです
どうか、ご無理のないペースでお読みいただければと
情感豊かなジュブナイルを手掛ける・みすみ・さんの眼にどう映るか、興味があります
もちろん、合わないなと思ったらご遠慮なく途中離脱してください(笑)
でも、・みすみ・さんにお褒めいただいて、三人も照れていると思います
若菜は『星』のお話で掘り下げましたが、千種と琴音についても、いずれ、と思っています
『文乃』のパートあたりまでは、割と甘々な感じで進んでいきます
『朧』は暴力的な描写が唐突に来たりするので、ご注意ください
あらためて、ありがとうございます
あとがきへの応援コメント
改めて、45万字、まとめて読ませていただきました。
45万字の圧倒的なパワーを感じました。
遠泳した気分です。
そうか・・・。
おかしな噺の連れ合いの女性は、文乃さんだったんですね。
確かに分かる。
結人さん、男性として、酸いも甘いも痛いも、恋愛を全部盛り沢山で経験しましたねぇ。
いやはや、恋愛の醍醐味味合うには3回死ななきゃならんのか・・・と。
生半可な覚悟ではダメですねえ。
常々感じていた橘様の女子力の高さを、三人の女の子とそして女性達から感じました。
彼女達もまた橘様の欠片たちなんでしょうね。
一番はやっぱり文乃さんぽいけれど。
ブーロ・エ・パルミジャーノ、ここで食べてたのか、ととても嬉しく思いました。
読ませて頂きありがとうございました。
作者からの返信
ましら様、ハードな遠泳、お疲れさまでございました。
そして、長きにわたるお付き合い、心より感謝申し上げます。
怒涛の勢いで読み進めていただいていることに、嬉しさもありつつ、戦々恐々としておりました(笑)。
『おかしな噺』の〝私〟と〝連れ合い〟は、ご明察の通り、基本的には〝結人〟と〝文乃〟ではあるのですが、一種のパラレル、あるいはマルチバースのように捉えていただいても構いません。
>恋愛の醍醐味味わうには3回死ななきゃならんのか……
この一文、なんだかとても気に入ってしまいました。
たしかに、彼の如き甲斐性では、最低でもそのくらいの覚悟が必要かもしれませんね(笑)。
そして「女子力」、お褒めいただき(?)光栄です……!
「欠片」とのご指摘も鋭く、三人の少女たちも、彼女たちを支える女性たちも、私の中にある何かが姿を変えて現れたものなのかもしれません。
中でも文乃は、あとがきにも記した通り、『ねじまき鳥クロニクル』の影響が強くありますが、きっとその核はもっと昔からあったのだと思います。
たとえば、かつて私が初めての環境に足を踏み入れたとき、隣の席でふと微笑んでくれた、ひとりの女性のような。
それ以来、彼女は私の中でファム・ファタルのようであり、自分自身でもあるような存在として、静かに棲みつき、育っていったのかもしれません。
ブーロ・エ・パルミジャーノ、実際に作って近況ノートでご紹介までいただいたこと、しみじみと嬉しく思い出します。この場を借りて、あらためてお礼をお伝えさせてください。
そして、ましら様。この物語にはさまざまな捉え方があるかと思いますが、もしかするとこれは、ある日突然に妻子を失った、ひとりの憐れな男の夢なのかもしれません。
あるいは――
……そのような解釈が、ましら様のご作品を読んでいて、いちばん響き合うのではと、ふと思っただけの独り言です。
物語を完成させるのは、いつも読んでくださるあなたなのですから。
文乃への応援コメント
最高な村人じゃないですか、ここ?笑
ごはんもおいしいし、若い女の子から妙齢の女性まで勢揃いで、しかも乳を、、、。
無職なのに、バチが当たる!!
私もダビドフ、ちょっとだけ嗜んでおりました。
お店にも買いに行って。
皆、昼間からモクモクさせて、あれにしろこれにしろと勧めてくれました。
あれはダメですね笑
作者からの返信
もはや「霞巫峰村観光大使・ましら様」誕生のお知らせですね(笑)
>無職なのに、バチが当たる!!
あぁ、結人に痛く刺さっております。
当分鯖缶ともやし生活ですね、彼。
ましら様のご作品に登場する、ちゃんとした男性たちの爪の垢を煎じて飲ませてやってくださいませ。
なんと、ましら様もダビドフを!
紫煙をくゆらせるお姿、さぞ素敵だったのでしょうね。
ご友人に囲まれた賑々しいご様子が目に浮かぶようで、イメージ通りの魅力的なお人柄です。
ダビドフというと葉巻の印象が強いかもしれませんが、紙煙草の方のあのパッケージも洗練されていて好きです。
志保への応援コメント
初乳って、その赤ちゃんに必要な成分が入ってる、らしい、んですよね。
お腹が弱い体質の赤ちゃんには、お腹に良い成分、気管支が弱い赤ちゃんには、そこを補うような成分。
だからと言って、じゃあ、胃腸が弱いまま、喘息の子もいるわけだから、本当かどうかは不明ではありますが。
結人さんや、村民、他の人にも、何かを補うような成分が含まれているのかもしれないですね。
この御神乳祭りは、女性は参加出来ないんですもんね?
作者からの返信
ましら様、またしても鋭くも温かいコメント、本当にありがとうございます。
初乳に個別性があるという話は、私も聞いたことがあります。科学的に完全に実証されたわけではないかもしれませんが、「信じたくなる」話ですよね。そして、そういったある種の信仰や伝承こそ、物語を紡ぐうえでの大切な栄養だと感じます。
>結人さんや、村民、他の人にも、何かを補うような成分が含まれている
欠落感や渇きといったテーマは本作に通底しており、私がこの妖しい設定にたくした象徴性を、見抜かれているような心地です。ご慧眼です。
ちなみに設定としては、女性ももちろん、参加できます。
謳われている効能が効能ですので!
若菜への応援コメント
結人さん、比較文化学類と社会教育学部、バッチリ生きてますね。
この為に大学出てたな、、、。
男性はおっぱい星人とおしり星人がいると言いますが、結人さんも橘様も、村民もきっと前者ですね!
今、地方から若い女性が都市に流出(この表現もなかなかな表現ですが・・・)しているとよく言われますが。
やってられっか!と出て行く気持ちもよく分かるし、上の世代の女性達が苦労した分、娘達を教育した結果でもあって。
それでも男性上位の村社会において、中には彼等の"役に立ちたい"と思う若い女性っていうのも、確かに本当に生まれるものなんですよね。
じゃあ、その残ってくれた彼女達を大事にしてくれるかと言うとそれはまた別の問題で。
または、これまで女性が禁止されていた祭事に、参加者も足らないし、時代も変わったから女性も参加して良くなった時、ありがとうございます、と泣いて男性達に頭を下げた女性を見た時、やっぱり複雑でした・・・。
この村に、若い女性がそれでも残るのは、彼女達が、やはり大事にもされているからなんだろうなあと思います。
作者からの返信
ましら様……まさかこんなにも真っ正面から読んでいただけるとは……ありがたさと恥ずかしさで橘は震えております。
でも本当に、こうして丁寧に向き合っていただけて、感謝しかありません。
結人については、まさに「このために大学出てた」かのような背景になってしまいましたね(笑)
彼自身は完全におっぱい星人です。ええ。サイズに執着があったりするわけではありません。端的に言えば節操がないのかもしれません。
ましら様がおっしゃるような「泣いて頭を下げた女性」の話は、やるせなさを強く感じます。
この村も、三十年前の出来事を契機に、女性を大切に――少なくとも「そのように見える」形を保つようになった、という設定があります。
でも、それって本当に彼女たちの自己決定が尊重されているのか?と自問することも多く……。
「同意」という言葉の危うさなども含め、関係性や構造の複雑さについて、執筆中は思いを巡らせていました。
だからこそ、この村の人々を、安易に悪者にも救済者にもしたくなかったんです。
村Ⅲへの応援コメント
もう1回読んでいる最中です。
なるほど、これがホラーゲームっぽい感じか!と、とても新鮮です。
おかしな噺の奥様は、紗季さんなんですね。
・・・衝撃的な別れ。
アメリカ南部ゴシックを読んでいるような、深みと厚みですね。
作者からの返信
ああ、ましら様!お目汚しを。
そうですね、おっしゃる通りあちらの『私』、本作の『僕』が亡くした妻というのが紗季さんです。いつも荷物をリュックにパンパンに詰めるせいで、ファスナーのところから裂けてしまっていた紗季さんです。マイペースで、暗い邦画が好きで、お酒が弱くて、アイスが大好きで、コンビニで買っては食べ歩きしていた紗季さんです。
本作はホラーゲームというかエロゲーというかギャルゲーというか。
気分としては、『化●語』とか『●しの子』とか『F●te』とか、なんだか女性がようさん出てくる類のアニメとか見そうな層(主に男性)に、ちょっと趣の違うものをどうぞという気分で書いていたので、くれぐれもご無理のなきよう!
おかしな噺は、この世界観を元に好きなように書いています(笑)。
あとがきへの応援コメント
拝読いたしました。
読むごとに結人さんに感情移入し、彼の弱さ、優柔不断さ、厳しすぎる内省にこちらも抉られ。
でも最後、ヌァルーとの対話の中で
>境界線上で傷つき続ける脆弱な人間の象徴
>そして君はそこに価値を見出している。悩むこと、優柔不断であること、半端者
こうして、完璧ではない彼が、その立ち位置を受け入れ、穏やかに着地したことに安堵を覚え、なんだか私自身も救われたような気持ちでした。
>物語は常に観測者の存在によって完成する
この一文に、読書というものの本質を感じました。
因習村、ギャルゲー、転生……そういったストーリーの、根底に流れる重いテーマ。私の知識では完全に理解し、咀嚼できた自信はありません。
それでも、この物語世界に浸れたこと、各キャラクターを、主人公を見守れたこと、目を見張るような美しい一文に立ち止まったこと。
他では得難い貴重な読書体験でした。
時間がかかっても、また最初から読み返したい、そう思えました。
長々と失礼しました。
ありがとうございました。
作者からの返信
リス(lys)さん、まずはご完走、お疲れさまでした。
そして本当に、本当にありがとうございます。
正直に言うと、いま少し寂しさを感じています。
夢中になって一気に読んでくださるのももちろん嬉しいのですが、ゆっくりとコメントをくださりながら読み進めていただく時間が、このひと月半ほど、私にとっては生活の一部のようになっていたことに、いま改めて気づいています。
それでも、同時にとても温かい気持ちです。
バニラアイスをのせたアップルパイを食べているみたいな気分ですね。
まずは、不器用な結人たちのことを、最後まで見届けてくださったことが嬉しくてなりません。
彼は少し内省的に過ぎるのかもしれません。けれど、そういう生き方しかできない。
だからこそ、それを何とか肯定し、立ち向かおうとした物語だったと思っています。
そこに「救われた」と言っていただけたことは、創作者として、そしてひとりの人間として、これ以上の報いはありません。
そしてそれは、まさに観測者としてのリスさんの眼差しがあったからこそ、こうしてこの物語がかたちを持ち、成し得たことなのだと、静かに実感しています。
あとがきの内容は、輪郭をなぞる、いわば言い訳のようなものかもしれません。
だからリスさんに感じ取っていただけたことこそが、きっと真実なのだと思います。
私もまた、頂いたコメントを読み返したり、共鳴を感じる御作を読んだりしながら、日々を生きていこうと思います。
なので、PV数がついてるのに応援がつかないことがあったら、私のせいかもしれません(笑)。
こちらこそ、長々と失礼しました。
リスさんに読んでいただけて、私は幸せでした。
彼ら、彼女らも、きっと同じに思っているはずです。
文乃Ⅶへの応援コメント
結人さんが〝連れ合い〟という語を選んだ、核心のストーリーだと感じました。
図書館のシーン、昔あった『ICO』というゲームを思い出してました。
FFXやミスチルなど、選ばれるモチーフが身近で、懐かしくて。
ありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
〝連れ合い〟誕生の瞬間、お立ち会いいただけたようで、とても嬉しいです。
私の中では、物語の流れの中で自然発生的に生まれた呼称だったのですが、こうして改めて光を当てていただくと、「ああ、本当にここが核だったんだな」と、しみじみと実感が湧きました。
『ICO』!懐かしいですね。
当時としては衝撃的な作風で、私にとっても強い印象があります。
意識してはいませんでしたが、たしかに〝囚われ〟や〝影〟といったモチーフに共通性がありそうです。
……そして二周目隠し要素のライトセイバー(ヨルダと手をつないでいる間だけ異様に伸びる仕様)、覚えてます(笑)。
文学の世界では、ポップカルチャーの引用に対して距離を取る風潮があると耳にすることがあります。
感覚としては分からなくもないのですが、冷静に考えればやや近視眼的で、もったいない気もしています。
だからこそ今回は、敢えてそうした色を積極的に出してみようと思いました。
「身近で懐かしい」そう言っていただけて、くすぐったくも、やってみてよかったなと思えました。
……と、いつもながら長くなってしまい、すみません。
いよいよ残すところあと三話。
遠くまでお付き合いくださって、本当にありがとうございます。
文乃Ⅴへの応援コメント
……続きが気になりますが、大事に読みたいので今日はここまでにしておきます……。
パスタのシーン、つい、缶詰が出てこないかと身構えてしまいました(笑)
コーヒーを淹れるシーンがなんだか不穏で、勝手ながら拙作との共鳴を感じてしまいました。
豪雨に打たれながらの結人さんの息継ぎなしの独白が、真に迫っていて苦しかったです。
作者からの返信
『――彼女、待ってるぜ』
緊張する結人の背を押す缶詰。
……そんな世界線も、もしかしたらあったのかもしれません(笑)
通知を頂いてから、私もあらためて読み返していたところだったのですが、神妙な気持ちに沈みかけたところへ缶詰の話題が飛び込んできて……しばらく笑いが止まりませんでした。
リス(lys)さんの緩急のセンス、やっぱり好きです。
>コーヒーを淹れるシーンがなんだか不穏で、勝手ながら拙作との共鳴を感じてしまいました。
奇遇ですね。私もあの場面では、リスさんのご作品を思い出していました。
雨、水底、花、そしてコーヒー――好きなモチーフが、よく重なります。なんだか不思議ですね。
>豪雨に打たれながらの結人さんの息継ぎなしの独白が、真に迫っていて苦しかったです。
ありがとうございます。あの場面は、自分でも憑かれたように一息で書いた覚えがあるので、感じ取っていただけたのなら嬉しいです。
余談になりますが、執筆後しばらく経ったある雨の朝に、坂本真綾さんの『雨が降る』と共にこの豪雨のシーンが甦ったことがあります。久しく聴いていなかった曲だったので奇妙な感覚になったものです。
解釈のひとつとして、そっと置かせてください。
改めて、大切に読んでいただいていること、言葉にならないほど感謝しています。
続きもどうぞ、ご自身のペースでお楽しみください。
今はただ、お読みくださっていること――それだけで、十分すぎるほどの励みです。
志保Ⅲへの応援コメント
文乃さんとの穏やかな時間、癒やされました。その分、この後の展開が少し怖くもありますが……。
線香花火のシーン、一巡目の、みんなの浴衣での夏の一日を思い出してなんだかとても懐かしい気持ちになっていました。
だんだんとラストに近づいていくのが寂しいですね。
作者からの返信
リス(lys)さん、今回も素敵なコメントをありがとうございます。
「癒やし」と感じていただけて、良かったです。
食事からピアノ、ダンスに至るシーン、プロット自体は早い段階で決めていたものの、最終的に書いたのは一番最後の方で、結構エネルギーを使った記憶があります。
線香花火、覚えていてくださって嬉しいです。なんだかあの場にリスさんもいて、一緒に見守っていてくださっていたような、そんな気がしてしまいます。不思議ですね。
私も寂しいです。
あともう少しだけ、お付き合いくださいませ。
文乃Ⅳ(前編)への応援コメント
当事者の気持ちを想像で勝手に代弁してしまうことの罪深さ、みたいなものを感じてしまいました。
〝可笑しな二人だ〟見つけました、隠れ●ッキー。
前回のコメントで言葉足らずだったので、少し補足させてください。
私が言った違和感とは、決して〝綻び〟とかいうことでなく……「おかしな噺」に登場する連れ合いの方がどなたなのか、という推測から、若菜ちゃんとの関係がこのまま恙無く進むだろうか……というぐらいの意味でした。文章表現に違和感があったとか、そういうことではないのです。言葉が適切でなく、申し訳ありません。
引き続き楽しませていただきます。
作者からの返信
いつもコメント、本当にありがとうございます。
>当事者の気持ちを想像で勝手に代弁してしまうことの罪深さ
こちらのお言葉、深く考えさせられました。
まず、ここでまたリス(lys)さんのご意図を読み違え、それこそ勝手に代弁してしまっては本末転倒だと自戒しつつ──
楽観的に受け取るなら、冒頭での結人の「当事者性」に関する思索へのご共鳴と受け取れるようにも思います。あるいは、文乃の意図を結人が読み取ろうとした一連の場面に対する複雑なご印象かもしれないな、とも思いました。
いずれにせよ、物語を書く中で常に付きまとう「誰の物語か」「どこまで踏み込めるのか」という問いに、改めて向き合う良い機会となりました。身の引き締まる思いです。これはそうです、〝独り言〟なんです。
>〝可笑しな二人だ〟見つけました、隠れ●ッキー。
ハハッ、ミツカッチャッタ(無意識だったことを正直に白状します……きっともう思考の癖なんでしょうね 笑)
>言葉が適切でなく、申し訳ありません。
とんでもないです。むしろ私の読解が歪なのだろうと思います。最初は、リス(lys)さんにご説明いただいたようなご意図で捉えるのです。でもその後、私の中で声が響くのです。本当にそうか、と。卑屈な私が己に向けた刃がリスさんを傷つけていないかと、心苦しいばかりです。でももし実際に綻びがあったとしてそれを暴かれるなら、それがここまで丁寧お読みいただいている方の手によるものなら、それは幸福なことです。
『さよならを教えて』という、少々ご紹介しづらいADVに「そのヒクツさはぁ、すでに傲慢ですよぉ」というセリフがあって、ふと浮かびました。クロヤツシロランの悪いところですね。
引き続き、よろしくお願いします。
霞Ⅳへの応援コメント
怒涛の展開に、勿体ない気持ちがありつつ数話読み進めてしまいました。
『若菜』のパートの読み始めから違和感はあったんですよね……これは正史ではないのでは、と。
あちらの物語を知っているからこその、この感覚だったのかもしれませんが……最後に駄目押しの「――おかしな噺だ。」痺れます。
楽しませていただいています。ありがとうございます。
作者からの返信
リス(lys)さん、いつも温かいコメントをありがとうございます。
「勿体ない気持ち」というお言葉が、しみじみと嬉しいです。
プロット的なことでいうと、ここがクライマックスだったのかもしれません。
そして違和感……『おかしな噺』を先にお読みいただいているという理由だけでなく、リスさんにはきっと何かを感じ取られていたのだろうなと。物語の語り手には気づかれたくないような〝綻び〟を読者に察知されるというのは、悪くないものですね。
ちなみに最期の『おかしな噺だ』は、これまた最近追記しました(笑)。
読み返していたら、降りて来まして。
逆輸入ですね。
読み続けていただいて、重ね重ね、本当にありがとうございます。
まだもう少し、彼らの旅路にお付き合いいただければ幸いです。
朧Ⅲへの応援コメント
ヌァルー好きなので登場してくれて嬉しいです。
琴音ちゃんとの三番勝負が活きてきたところでグッと来ました。
ここでも、沈黙や余白への敬意を結人さんが語っていましたね。
遅読ですが、このタイミングでこのお話を読めたからこそ、『おかしな噺』の狐男のお話と照らし合わせて読むという贅沢な経験が出来たように思います。
作者からの返信
リス(lys)さん、おはようございます。
温かいコメント、ありがとうございます。
ヌァルー好きと言っていただけて、嬉しいです。
人の形をした人ならざる存在。
すべてを見透かし、甘えたくても甘えられない、ただそこにいるもの。それがなんだか、ホッとするような。
朧Ⅲは比較的初期に執筆して、一番修正を繰り返しているパートで、だからこそ物語の完成とともに成長してきた生き物みたいな風合いがあります。三番勝負にご共感していただけたこと、嬉しいです。普段からバトルを書いてる作家さんは凄いなと思います。
実は狐男執筆後にも少し加筆しており、ご指摘いただいた余白や沈黙への敬意の箇所はその部分だったのかもしれません。
狐男といえば、昨日は狐男が3人ほど大挙して押し寄せまして、仕事帰りの電車の中でしょんぼりしていました(苦笑)。
泥のように頭と体が重い朝ですが、リスさんのお言葉に、救われます。
いつも、本当にありがとうございます。
文乃への応援コメント
コメント失礼します。
読んでいて、完全に邪なことしか思い浮かばないのです。
失礼ながらもはやこれが全部ウソであったほうが心の歪んだ私には、いっそ納得感が有る、まであります。
良い人村、怖いです。
ではまた。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
お気持ち、理解できます。
ご無理をなさらないでください。
もし何らか木山様への救いがあるとすれば、いま一度『おかしな噺』の『夢』を読んでみていただくのが良いやもしれません。そして続編として構想している、結実するか分からない作品のジャンルはミステリーであり、副題は「存在してはならない女」です。あくまで一つの解釈として提示するものではありますが、木山様にはその方がしっくりくるやもしれません。
もし本作と『おかしな噺』に通底しているものがあるとすればそれはある種の狂気であり、木山様にはそうしたメタ的な読み方をお薦めするのが私に為せる最善です。
今日はよく石を投げられる日です。自業自得ですね。
甘んじて受け入れましょう。
ありがとうございます。
編集済
若菜Ⅲへの応援コメント
コメント失礼します。
今回は本作は会話劇なのだと強く感じます。
気持を語る会話は難しいです。
他人同士の子どもと大人の会話は難しいです。
このエピソードを読むと、薄っすら共感性羞恥みたいな気持がします。
どこか微かに怖いような。
どういう感情なのかわからないですけど。
ではまた。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
共感性羞恥、感じさせてしまって申し訳ないです。
私の作風のせいでしたら、それは平謝りですね。
プークスクスと嗤ってやってください。
一方で高校生のすごくピュアな恋愛などを目の当たりにすると、眩しすぎて羞恥を覚えることもありますね。
木山様が感じている感情の正体は分かりませんが、前提となっている文法が文法なので、くれぐれも、ご無理のなきようお願い致します!
若菜Ⅸへの応援コメント
若菜ちゃんが変わってきましたね。彼女の気持ちはどうなっていくんだろう。
そして、長かったはずの物語も段々と終りが近づきつつあり……名残惜しさから、どうしても読むスピードがゆっくりになってしまいます。
でもこのお話を読み終えた上で、また『おかしな噺』を読み返したい気持ちもあって。
引き続きじっくり読ませていただきます。
作者からの返信
リス(lys)さん、コメントありがとうございます。
嬉しいです。本当に。
まず、若菜の変化に寄り添ってくださり、ありがとうございます。
彼女も、きっとどこかで心強く感じていると思います。
物語としても、おっしゃるとおり佳境に向かっていきます。
ここまで本当に丁寧に読んでいただき、コメントをやりとりさせていただいたことが何物にも代え難く、私自身も、名残惜しさを感じています。
『おかしな噺』にまで触れていただき、言葉になりません。
本作への導線になればと思ってはいたのですが、それが実を結ぶかどうか、不安もありました。
特に『星』のパートは本編読了後に読んでいただいた方が、よりお楽しみいただけるのかもしれません。
少し気が早いですが、ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
あともう少し、旅路にお付き合いいただけますと、幸いです。
燈子Ⅲへの応援コメント
夜、深海魚、水族館、深夜の豪雨……
二人の話の内容は決して穏やかなものではないけれど、とても心が落ち着く雰囲気のお話ですね。
夜のドライブを、深海魚が這い回る、という表現、素敵です。
作者からの返信
リス(lys)さん
静かに染みるようなコメント、ありがとうございます。
あるいは、ご共感いただけるのではないかと、密かに期待していました。
自惚れですね(笑)。
結人は時に、どこか強迫的に言葉を紡ぎながら、一番欲しているのは、沈黙の共有なのかもしれません。
語れば語るほどに、空虚になる。
燈子は、そんな結人を見透かしているのかもしれない。
彼にも、リスさんのご作品を読ませてあげたいです。
いつも、ありがとうございます。
琴音Ⅵへの応援コメント
ここ数話の三番勝負、とても好きなシーンでした。
琴音ちゃんとの距離、やっと縮まりましたね。
そして将棋のシーン。琴音ちゃんの柵(しがらみ)だから、琴の消音フェルト、小夜ひめ……
相変わらず、随所にお洒落な言い回しが出てきて、立ち止まって唸ってしまいます。
前話で出てきた、男性と少女の旅の小説は存じ上げないのですが……好きな映画の『レオン』が思い浮かんでいました。
コメント失礼しました。
作者からの返信
リス(lys)さん、ありがとうございます。
あ、リスさんが読んでくださっているな → 自分でも読み返してみようかな → おや、コメントがついている
――幸せです。
三番勝負、気に入っていただけて嬉しいです。
どうやったら琴音の心と身体を繋げられるだろうか、言葉だけでは足りないような気がする……そんな風にうんうん唸って捻りだしたのがこの構成でした。
結果的に、結人にとっても「剣」を通して己と向き合う貴重な時間になったので、琴音には感謝しなければなりません。
>相変わらず、随所にお洒落な言い回しが出てきて、立ち止まって唸ってしまいます。
ありがとうございます。でもそういう洒落ぶった結人と私に対し、「は? わかりにく。キモ」と言ってくれるのが琴音です。
……いえ、言われたいわけではないです(笑)。
リスさんにやさしく褒めていただけて、中和されています。
>男性と少女の旅の小説
これは、村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』ですね。村上さん引用率が高いのであえて名を伏せましたが、ばらしてしまいました。
『レオン』が浮かぶというの、分かる気がします。あの不可思議な親密さと距離感――久々に観返したくなりました。
いつも、温かいコメントをありがとうございます。
街への応援コメント
コメント失礼します。
普通に良い話で、普通の人々です。
奇異な信仰者と日常生活を営む生活者。
人の多面性は染みますね。
でもなんか登場人物が楽しそうにしている場面が続くと、これから物凄く悲しい事が起こったりしそうな気がしますね。
〝あんなに仲が良かったのに〟
とか思い返したりして。
さて、どうなるのでしょうか。
続きが楽しみです。
作者からの返信
木山さん、ありがとうございます。
>普通に良い話で、普通の人々です。
木山さんのこのコメントがもはや不穏ですね(笑)。
確かに、お察しの通り、ここが異常な物語の中の正常な日常のピーク地点かもしれません。
夏の夜の花火のような一瞬の煌めき。
>〝あんなに仲が良かったのに〟
なんだかもう、石川智晶さんの歌声が聴こえてきそうです。
木山さんのこのコメントが追悼にならなければいいのですが……さて。
続きもぜひ、気が向いたときにでも覗いていただけたら嬉しいです。
神無月への応援コメント
コメント失礼します。
琴音ちゃん、〝こっち〟でも、更に距離感が難しいですね。
結人さんの優しさ、自責、内省的で考えすぎなところ、相変わらず虫に話しかけるところなど、和みます。彼もいろいろな種類の傷を負ってきたのでしょうね。
新たな登場人物の不穏さも気になるところです。
そしていくつか前のお話ですが、志保さんの『碇ゲンドウ』のポーズ、笑いました。
ありがとうございました。
作者からの返信
リスさん、こちらこそコメントありがとうございます!
>〝こっち〟でも、更に距離感が難しいですね
琴音関連のエピソードって実を言うと一番最後に書いたんです。ざっくりとしたキャラクター造形をして動かそうとした時に、なかなか彼女が私に理解をさせてくれなくて(苦笑)。
直前の『琴音Ⅱ』のエピソードも本当はもっとすんなり進むはずだったんですが、琴音に不穏な気配を嗅ぎつけられ、気づいたらあの展開に……
結人の虫への語りかけ、無意識でした(笑)ほんとだ!またやってる!確かに蛾やアメンボに別れを告げてますね。もう不審者ですね、通りすがりの親御さんに『見ちゃダメ!』と言われないように気をつけないと。
志保の「碇ゲンドウ」ポーズも拾っていただけて嬉しいです。
彼女にはちょっと空気を変えてもらおうと思って、筆が滑りました。
神無月も、今後じわじわと効いてくる役どころなので、のんびりお付き合いいただければ嬉しいです。
編集済
若菜Ⅱへの応援コメント
コメント失礼します。
主人公。日々、素振りだけしてる人。
これ……町の不審者では。
親子連れがいたら
『あの人は見ちゃいけません』
とか言われる人では。
それにしても主人公は、何やかんや考えていますね。
毎日20キロくらい走って、人が入れる1メートルくらいの深さの穴を3つばかり掘ると余計なことは考えなくなるのでおすすめです。
3こ以上掘るとなると、やがて泣いたり笑ったりできなくなるので控えたほうが良いですけど。
しかし面白い。
まるでギャルゲーな会話なのに、とても文学然としています。
読んでいて違和感がないです。
たぶん立ち絵がないからですね。これね。
珍妙な服を着た奇乳の少女のイラストとか付けられたら終わりですよね。
CV秋野花とかあったら完全終了です。
……調子にのりました。なんかすいません。
ではまた。
作者からの返信
木山さん、コメントありがとうございます!
確かに水風呂に入って素振りだけしてるのは村の不審者というかもはや妖怪ですね……笑
「見ちゃいけません」は完全に通報一歩手前なので、次回からは箒でも持たせてごまかそうかと思います。
見えないところで農作業の手伝いしたりはしてますが、もう少し進むとちょっと別の仕事を手伝い始めたりもします。
20キロ走って穴を3つ掘る修行……!
妙に具体的ですが、木山さんの実体験でしょうか。だとしても木山さんなら納得せざるを得ませんね。今度、嫌いな人間を埋めるつもりで掘ってみますね(冗談です)
文学然としながらもギャルゲー的……まさに目指したところです。一枚絵をご所望なら近況ノートで展開しますよ!(笑)若菜のイメージソングはYOASOBIさんの『群青』です。
> CV秋野花
木山さん、やってますね!
R18版で聴いてみたいですね。
ちなみにR18版の世界線では結人は村を訪れないとかなんとか……
またのお越しを、心よりお待ちしております!
琴音への応援コメント
コメント失礼します。
詰められる主人公。
遠野さん怖いです。
主人公をズブズブに取り込むタイプの因習村ではないのか?
ではまた。
作者からの返信
木山さん、コメントありがとうございます!
「怖い」いただきました!
まさに「詰められる主人公」の場面です。
主人公、詰められろ──という私の想いの具現ですね(笑)
ただ、やりすぎると琴音がただの〝嫌な奴〟になってしまうので、その塩梅が難しいところです。
もっと純文学寄りに振るなら、いくらでも突き放せるんですけどね。
>主人公をズブズブに取り込むタイプの因習村ではないのか?
鋭いご指摘です。
もし仮に本作を最後まで読んでいただけて、何らかの救済が語られるとして──
それは本当に「救い」なのか?という問いは、たぶん最後までどこかに残り続けると思います。
答えきれないまま、誰かが答えたふりをして生きていく、みたいな。
引き続き、どうぞよろしくお願いします!
志保への応援コメント
コメント失礼します。
御神乳、とくに薬効なし的な。
てっきり〝麻薬〟くらいなものかと思ってました。
いや。英志保は因習村の医師だから。
まだ信じられないか。
ではまた。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
確かに、志保が「医師として」語るお神乳は、どこまでも医学的合理性に基づいているようでいて、どこか腑に落ちない感覚もありますね。あれが彼女自身のリスク回避的な仮面なのか、あるいは本心なのか……。因習村という共同体の中で「中立性」を装うことの困難さも、どこかに滲んでいる気がします。
仮に彼女の語りが本心だったとしても、「成分に謎はないが、体験には謎がある」という状況は十分にありえそうですね。身体の記憶、無意識、儀式的空間の作用――ご指摘の合ったようなユング的な無意識の共鳴、というのも案外近いのかもしれません。
……志保は御神乳を口にしたことがあるのか?それは、読者と本人だけの秘密かもしれません。
またぜひ、お時間あるときにでも。
結人Ⅱへの応援コメント
ループが始まりましたね。
一巡目とどう変わっていくのか、展開が気になります。
『おかしな噺』の「化」でも思ったことだったのですが、結人さんが虫に対してごめんよ、と心のなかで言ってから優しく払うのが、彼の内省的な部分や心の優しさ、繊細さが表れている気がして、ホッとした気持ちになれて好きなシーンです。
作者からの返信
リス(lys)さん、コメントありがとうございます。
細かな描写まで拾い上げてくださったこと、そして結人を温かく見守ってくださったこと、本当に嬉しいです。
たぶん、もうちょっと大きくて黒いやつが相手だったら、彼の対応も変わったと思いますが……
今回は蟻、あの時は蟋蟀だったので、彼も癒されたんだと思います。
大丈夫です、やる時はやる男です。たぶん(笑)。
とはいえ、二周目以降は、より彼自身の弱さにも焦点が当たっていきます。
よろしければ、引き続き見届けてやってください。
霞への応援コメント
コメント失礼いたします。
このお話は、物語の中でかなり重要な転換点だと感じました。
これまでの長閑な山村、少女たちの年齢相応の、とはいえ複雑な心理、成長、神秘的で、しかし不穏さもある村の風習。それらが一瞬で舞台転換された。
ヌァルー、ジュ、そして3人の巫女、悠斗、結人……それぞれに課せられた役割とは。
サイレントヒル、森見登美彦、そういったモチーフに「あっ」と思うと共に、以前おすすめいただいた「ねじまき鳥クロニクル」への興味がさらに増しました。私も春生まれの春嫌いですから、きっと気に入るのだと感じました。
今後の展開に目が離せません。
作者からの返信
リス(lys)さん、こんばんは。
コメント、ありがとうございます。
春生まれなところまで同じだったんですね……!
春嫌い同盟、組みましょう。笑
先抜けしても恨みっこなしです。
そして、ここまで読み進めていただき、本当にありがとうございます。
ご指摘の通り、ここが転換点です。
既にご存じの通り、朧のパートには、ショッキングな描写が含まれていたため、どこかのタイミングでご案内すべきか悩んでいたのですが、想像よりも早く読み進めていただき、嬉しさと、申し訳なさとで、複雑な気持ちです。
サイレントヒルにピンと来ていただけたのなら、あそこで描かれた邪な意思というのは、私にとっての三角頭のようなものかもしれない、とご説明することもできるかもしれません。理不尽で、不可避で、自分や、自分を映す大切なものを断罪し虐げる存在。
そして、以前リスさんからいただいたコメントに少しお応えする形になりますが、この『穂含月の巫女』もまた、私自身の独善や、フェティシズムを少なからず孕んだ物語です。
万人に優しい物語ではないかもしれない。
けれど、それでもどこかで共鳴する誰かに静かに届いてくれたら。
そんな祈りのような気持ちで、紡いだ処女作です。
今後も、もしお付き合いいただけるなら嬉しいです。
引き続き、ご無理のない範囲で、どうぞよろしくお願いいたします。
『ねじまき鳥クロニクル』も、是非🐦
志保への応援コメント
女性の体への配慮に欠けてる人が多い実態
→BL分野のお話をしても大丈夫でしょうか?
回れ右のターン
大丈夫なら……
ネコちゃん(受ける人)への配慮のない作品が多いっ!
現実もそんなものなのかなぁ、と割と最近に悩んだりしました
システム化されているのは安心材料ですが、やはり不安はありますね。
勘の良い人の感覚って、ハズれないですからね……。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
BL分野、大歓迎ですよ。
交流のある方のBL小説なんかも読んでますし。
きっとBLでしか語れないものがあるのだろうと、いつも興味深く拝見しています。
ついでに個人的なお話をすると、昔お付き合いををした方がBLにドハマりして、食事中から何から常にカップリングの話になったという苦い記憶はあるのですが、BL自体に嫌な思いはないです。笑
>ネコちゃん(受ける人)への配慮のない作品が多いっ!
分かる気がします。
現実を反映しているのか、あるいはファンタジーだからこそ雑にされがちなのか、その境界がときどき曖昧ですよね。
受け攻めの概念自体は異性愛や、女性の同性愛にも普遍なことでしょうし、そちらの作品はよく嗜むのですが、受け側への配慮が足りないなと思う時は確かにあります。
読む側も、たまに心がささくれ立ってしまうことがあり、だからこそ、配慮のある作品に出会えると、ほんの小さな描写でも嬉しくなります。
ただ今度、しばしば配慮の足りない扱いを、受けに回りがちな属性や背景を持つ方が描いているのを見ると、内面化してしまっているように思えることもあり、複雑な心境になる時があります。
それって本当にあなたが求めてるの?傷つきに行ってない?でも、それを言うことがその人の現在を否定することにはなりたくない。ならば、そっと近くで寄り添うことしかできないのだろうな、と。ただ近くで寄り添える人間というのはそれこそ限られるので、ネット上での関わりなどでは、ただただ歯がゆく想うことも多いですね。
いけない。話を戻すと、システム化された現実にも一抹の不安はありますが、最後に頼れるのはやっぱり、勘の良さや優しさみたいなものかもしれませんね。
そんな揺らぎもひっくるめて、また言葉を交わせたら嬉しいです。
燈子への応援コメント
コメント失礼します。
橘さんは飲食物の記述が多いし巧みですね。実においしそうです。
そうそう。
〝北窓瑣談〟の件の話は老人の性癖が、特定地域の慣例のように広がる話なのですが、気になったのはそこで引用されている
明代の随筆〝五雑組〟の中に人の乳汁以外の食品を摂らない老人の話があり。
それが齢二百四十でいまだ壮健とかの記述があってなんか御神乳も飲んでたら長生きしそうだなと、思った次第なのです。
ではまた。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
食事シーンは関係性の醸造であったり、個人の心理の象徴として描くのに塩梅がちょうどいい、というのはあるかもしれません。あと、なんとなく、女性にいっぱい食べて欲しい、みたいな願望もあるのかも。笑
『北窓瑣談』、『五雑組』、教えていただいて嬉しいです。
ちょうどこちらでも『五雑組』のエピソードに辿り着いて、これは!と思っていたところでした。
『五雑組』巻十二「物部」にある、「有老人、年二百四十、毎日吸乳、尚壯健」という部分ですね。
他にも、「ある老人、年老いて歯が抜け、他の食物を摂れなくなったが、近隣の婦人が乳を与え、それを吸って生き永らえた。数年を経てなお健在であった。」といったエピソードが並んで紹介されており、仙薬、霊薬としての乳の有り様が浮かび上がります。
御神乳の歴史については穂含月の巫女の物語中盤でより詳しい描写があるのですが、ちょうど『五雑組』が書かれたとされる西暦1600年頃の時代は、村にとってもある転換期にあり、不思議な符号を感じました。
元々御神乳を巡る村の過去の物語はいつかスピンオフで書きたいと思っていましたが、奇譚仕立てで、かつて乳を糧とし生き長らえた者たちの伝承……そんなスピンオフ掌編も、書けたら面白そうです。
『奇譚 仙乳の翁』みたいな。
明代末期の混乱(飢饉や戦乱)を逃れるため海を渡った若者が、放浪の果て、偶然に霞巫峰村に辿り着く。そこで儀式の一環として御神乳を口にする機会を得る。運命に流され、やがて帰郷するが、彼は忘れられない。
異国の不思議な村、
不思議な巫女、
そして……あの、乳の味。
魂に刻まれた味を求め、狂おしいまでに女の乳を求め彷徨う。だが、もちろん、どこにも、あの味はない。彼は「乳だけで生きる」生活を始め、ただひたすら、失われたものを探し続ける。そうして齢を重ね、人ならざる存在になった――それこそ五雑組で描かれる仙人その人である、とかなんとか。
ともかく、またひとつ世界が深まった気がします。 素敵なヒントをありがとうございました!
村Ⅵへの応援コメント
コメント失礼します。
乳を飲む儀式というと。
〝北窓瑣談 巻の四〟の〝乳汁を飲む老人〟を連想させます。
随筆らしく結末が不明な話でした。
しかし本作は本当にギャルゲやエロゲのフラグ立てみたいに進行しますね。
橘さんの筆致だとそうは思えないのが不思議。妙な品格があるんですよね橘さんの文章。
作品詳細の■コンセプトに書いていなければ気づかなかったかもしれません。
ではまた。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
乳汁を飲む老人……‼︎
ご教示いただき、感謝します。調べてみます。
『穂含月の巫女』は、ギャルゲー・エロゲ的な要素や構成を舞台装置として借りながら、自分なりに描きたいことを大真面目に、というのがコンセプトです。
ただ、より自由に書いている『おかしな噺』とは異なり、こちらはある程度ライト層にも届くことを意識しています。
それ故に、「どっちつかず」になるリスクを抱えていますが、あえて挑んでみました。
ギャルゲ的/ハーレム的な文脈が、現代の大衆文化に溶け込んでいく中で、そこに真正面から一石を投げ入れてみようと。
品格と言われると股下がむずむずしますが、私らしさを感じていただけたのなら幸いです。
村Ⅹへの応援コメント
>やがて失われることを恐れてもいるのかもしれない
>元々春という季節があまり好きではなかった。理由は単純で、良い思い出が少なかったからだ。春は僕を無気力にした。
特にここが沁みました……
ありがとうございます。
作者からの返信
こんばんは。
コメント、とても嬉しく拝見しました。
実のところ、以前『雨の夜に傘を差す。』を読ませていただいたとき、「もしかすると、リスさんも春という季節を、苦手にされているのかもしれない」
……そんなふうに感じた瞬間がありました。
なので、今回のコメントを拝見して、勝手ながら仲間を見つけたような、静かで温かな気持ちになれました。(勘違いでしたら、すみません)
実は、私は春生まれなのですが、昔から「ぽくないね」とよく言われます。
秋か冬のほうが似合っているそうです。最近は、静かな夏も好きになりました。
そういえば一度、春が苦手だと話したとき、知人に
「それって、宮沢賢治っぽいね」と言われたことがありました。
……恥ずかしながら『春と修羅』は、まだ積まれたままです。
でも、いまこの春の夜にリスさんからいただいた言葉に、
どこか赦されたような気持ちになりました。
私にとっての春にも、少し色が差したように思います。
リスさんにとっての春も、今よりもう少し、温かなものとなりますように。
あ、地球温暖化の話ではありません。もちろん。
若菜への応援コメント
コメント失礼します。
主人公も御神乳飲んだら、もうお終いですかね。
因習ですね。何気に他者の体液をまんま飲む儀式って普通に聞いたことないです。
類例があるんですか。
興味深いです。
あと少女のキャラクターって描くのが難しそうです。
ではまた。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
主人公が御神乳を飲んだらお終い、かどうかはぜひ見届けていただけたら嬉しいです(笑)
因習って、本当に人の境界をさらっと飛び越えてくるので恐ろしいですね。
他者の体液を摂取するという行為の類例については次のパートで一応ちょっと言及しております。ただ、いま追加で思いついたものとして、民間伝承レベルのもの含めて「血の盟約」などはあるかもですね。調べて次のパートに追記しようかな……いずれにせよ、〝御神乳〟のような形態は、かなりフェティッシュ寄りの因習ですね……どこぞの変態作家の仕業です。
少女の描写は、本当に難しいですね。特に自立と依存のバランスや、
「こう在るべき」というまなざしに対して、本人の言葉をどう与えるか――書くたびに自分の中の感性と向き合わされています。
またぜひ気が向いたときに覗いていただけたら嬉しいです。ぺこり
若菜Ⅳへの応援コメント
侵略イカ娘でしょうか……?
笑ってしまいました。
お勤めや霞様について徐々に明かされてきましたね。
若菜ちゃんにも神秘的な雰囲気が見え隠れします。
作者からの返信
リスさん、いつもコメントありがとうございます。
さすが、ご名答です。結人が想起していたのは『イカ娘』で間違いありません(笑)
触手ヘアのビジュアルを考えた時は特に意識していなかったのですが、「あれ、そういえば……」と後から気づきました。
実は作品自体は読んだり見たことがないのですが、無意識のどこかであの系譜の何かが刷り込まれていたのかもしれません。
若菜は、ふざけているようで本気だったり、現実的なようで神秘を引き寄せたり……そんな〝揺れ〟を少しずつ帯びてきています。
これが狙ったものなのか、彼女が勝手に育っていったのか、自分でもよく分からないまま、静かに見守っているところです。
霞様についても、少しずつですが、これから明かされていきます。
引き続き、楽しんでいただけたら嬉しいです。
図書館Ⅱ ~ノクターン~への応援コメント
一階の、かつての植物園の残骸にドキリ、としました……。
ここは、記憶や精神世界なのでしょうか。そんな印象です。
作者からの返信
リスさん、コメントありがとうございます。
「感じ取っていただける」ということは、本当に嬉しいものですね。
しかも、ちょうどリスさんの植物園を舞台にしたご作品を拝読した直後でしたので、不思議な共鳴のようなものを覚えました。
この図書館は、そうですね……ご指摘のとおり、「記憶」や「精神世界」の延長線にあるような、曖昧で静かな、それでいてどこかざわめきを孕んだ場所として設計していたところがあります。
曖昧な表現を選んでいるのは、ネタバレ防止の意味もありますが、そもそも私自身、そこを明確に定義せず、余白を多めに残しているためです。
もしかしたら、リスさんのあの植物園とも、どこかで繋がっているのかもしれませんね。
過去の豊かさはすでに失われてしまったけれど、空間としてはなおそこにある。
またいつか、種が芽吹くように、誰かの言葉がそこに息づいてくれたらと――そんなふうに願いつつ。
街への応援コメント
儚く美しい、夏の一日ですね。
朝日が、その日の心情によって違う見え方をすること。
潜水艦のバス。
社会人として、会話のネタに興味もない知識を得る。
リアリティが凄いです。
結人さんにどんどん感情移入していきます。
作者からの返信
温かなコメントをいただき、ありがとうございます。
長い一話(1万字超)でしたが、最後まで読んでいただけたこと、本当に嬉しく思います。
「結人さんにどんどん感情移入していきます」とのお言葉、しみじみと胸に沁みました。リスさんのコメントにもありましたが、やはり処女作というのは思い入れの深いもので、彼というキャラクターにそう感じていただけたことが、なによりの支えになります。
拗らせたところのある人物ではありますが、どうぞよろしくお願いします。
また、細かな描写にも目を留めていただけたこと、物書きとして何よりの冥利です。
村Ⅳ(後編)への応援コメント
コメント失礼します。
因習村確定です。
羽衣石さんが持ってきて
「その……どうぞ……」
とか言って起一さんに飲ませたグラスの中身が
〝ヤクルト1000〟
だったら良かったのに。
身体に良いらしいし。
でもそんなわけにはいきませんよね。
失礼しました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
千種の手にヤクルト1000がある世界線、なんだか一気に健康的になってしまって逆に怖いですね(笑)
でも、確かに〝飲み物を差し出す〟という行為そのものが、
見る側/飲む側の心理を問う装置になっているのかもしれません。
そしてまたこの場に結人が居合わせなかった世界も、どこかにあるのかもしれませんね。
村への応援コメント
コメント失礼します。
巧緻な文体で綴られているので呆けて読んでいますが。
これ因習村ジャンルだったら良いなあ。
たぶん違うんだろなあ。
とか思っています。
ではまたいずれ。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
これは概要欄から分かる事なので言ってしまうと、因習村です笑
ただ、因習村のトロープを裏切ることを狙ってもいるので、因習村を期待されると物足りないかもしれません。そこのところのバランスは今も見つめ続けており、今後のブラッシュアップによって変わる余地のある部分かとも思っています。
縦書き表示前提で書いていたところがあり、処女作故の粗さもあるやもしれませんが、忌憚のないご意見いただければ幸いです。
白木への応援コメント
『魍魎の匣』にニヤリです。
三津田信三先生の刀城言耶シリーズのような印象も受けました。
これから物語がどういう方向へ行くのか、村長の立ち位置、少女たちの役割など、楽しみに少しずつですが読ませていただこうと思います。
作者からの返信
いつも心に残るコメントをありがとうございます。
静かな春の夜に、染み入ります。
実のところ、私は「ミステリー」という言葉に、どこか構えてしまうところがありました。
ですが、百鬼夜行シリーズに魅せられ、アゴタ・クリストフの語られない謎に心を奪われる度、きっと名前をつけきれないまま、大切にしている「物語の輪郭」があるのかもしれぬと感じます。
刀城言耶シリーズ、今回のご縁に背中を押され、頁を開いてみようと思います。
ご無理のない範囲で、気まぐれに訪れていただけたら幸いです。
村Ⅵへの応援コメント
他人の体液をもらう機会はあんまり想像したくないですが…非常に腹立たしいことに、母体から血液もらって成長しましたよね、胎児の頃。今は飼い犬のみ平気でちゅーしてます。どこからが気持ち悪いかって人によって大きく異なるんでしょうね。
面白い記事をありがとうございます。
一人称は、書き手としては意識しますよね。
作者からの返信
コメントいただき、ありがとうございます。
おっしゃるように「お神乳」をグロテスクに感じるか、ある種の信仰と受け取るか、欲望とともに眼差すかは読者様の分水嶺となると思っており、まさに村を去る人間と残る人間の姿そのものの投影とも言えます。
つまり……ご無理のない範囲でお読みいただければと存じますm(__)m
若菜への応援コメント
一人称「ボク」に言及した主人公ナイス。
私も子どもの頃には男性の一人称に憧れた時期がありましたが、長くは続きませんでした。今となっては意味不明です。
性に関することって相談できる場所少ないですよね。というか、絶無?
作者からの返信
温かいコメントをいただき、ありがとうございます!
日本語の一人称の豊かさは興味深く思います。
そしてそれはしばしば、表現する性の問題とも絡んでくる。
男性一人称への憧れの感情……興味深いです。
「私」は女性的というより成熟した印象ですし、そうやって考えると、女性的なイメージが強いメジャーな一人称って、ぱっと浮かばないですね。
「ウチ」とか「アタシ」あたりでしょうか。
以下は偏愛する村上氏の作品の一人称についての記事です。ご参考まで。
https://courrier.jp/news/archives/388709/?utm_source=daily+item+free+announce&utm_medium=email&utm_content=post-388709&utm_campaign=2025-01-26-14743&courrier_mail_session_id=14743
編集済
村への応援コメント
なるほど。読ませます。
加奈さんが褒めるだけの事はあります。
動作による感情の描写がとても細やかで参考になります。
比喩の使い方もとてもお上手です。
橘さん、プロかプロ志望の方と拝察致します。
んが! 長い! 40万字はいかにも長い。
どこまで行けるか分かりませんが、読み進めます。
あ、申し遅れました。小田島匠と申します。
私なんぞ、エッチなラブコメ書いている人ですから、読みに来なくていいですよ。
それでは。
作者からの返信
お褒め頂き、ありがとうございます。
ご無理のない範囲で、お愉しみいただければと。
書くことは生きることだと想う日々でございます。
エッチなラブコメ素敵ですね。是非読みに伺います^^
その表現でしか届けられないものというのは、ありますよね。
私も別名義があるので、可能性は色々と模索しております。
悠斗Ⅳへの応援コメント
悠斗が不穏ですね。
なんか先行きが、どんどん面白くなりそうですね。
作者からの返信
木山さん
ご無沙汰しております。
ご来訪いただき、感謝いたします。
深淵に呑まれんとしております橘でございます。
言葉とは、物語とは、恐ろしいものですね。
さて、皆様の反応を伺っておりますと、このあたりからエンタメ感が増して参りますので、ごゆるりと……
イッヒッヒッヒッ