第3話 見習い魔女



「やーい、やーい!」


「へっぽこ魔女(紙くず投げ中)!」


「くやしかったらもっと凄い魔法使って見せろよ!」


 強くなりたい とっても強く

 すごい魔法を使いたい


 でもへっぽこの見習いだから

 マッチくらいの火しか出ない


 尊敬されたい 威張りたい

 歴史に残って 語られたい


 そんな魔女になりたいけれど

 コップくらいの水しか出ない


 修行 修行と頑張って


 鍛えて 鍛えて 鍛えたけれど


 マッチとコップじゃまだまだ遠い


 すごい魔女になりたいのに


 見習い魔女は今日も励む


 練習 練習 頑張って


 いつか偉大な魔女になる

 そんな夢を抱きながら


「うるああああ(小石投げ中)! 調子に乗ってられるのも今の内よ!」


「今に見てなさい(岩石を持ちあげながら)!」


「立派な魔女になって、あんたらカエルにしてやるんだから!」




「ストーリー」


「(ビビり中)お前、魔女じゃなくてもっと物理方面の職業目指せよな」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

詩集 魔女シリーズ 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ