第28話
いやだ
いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ
もう2度と貴方様逢えないなんて
もう笑ってもらえないなんて
もうこうやって頭を撫でてもらえないなんて
貴方様の声を聞けないなんて
そんなの耐えられるはずがない
それならばどうか貴方様の手でわっちを殺してください
でも私は買われた身。もう、死ぬ自由すら残されていない
そんな事を考えた私の耳に
あの笛の音が響いた
満月を背に風に髪を靡かせて貴方様は美しく奏でる
あぁ、なんて暖かいのだろう
なんて愛おしいのだろう
なんて尊いのだろう
なんて
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