2024年のまとめ

好きな曲の話

　好きな曲の話をしますね。秋錆は本を読む時や移動中は音楽を聴いているんですが、今年は119324分、819アーティスト、3014曲聴いたらしいです(某林檎Music調べ)。月ごとにプレイリスト作ってるので、振り返りが簡単でたすかります。

1月

空に標結う/小林私

このクールに放送していたアニメ、ラグナクリムゾンのEDですね。レトロリロンが編曲に関わっており、小林私さん特有の力強くカッコいい弾き語り調に、オシャレピアノが見事に差し込まれて素晴らしい仕上がりになっています。

2月

ニヒル/SHIFT_CONTROL

イントロのギターから判るように、秋錆大好きな骨太ロックサウンドでした。腹の底に響く重低音と突き抜ける高音のサビが対照的で、テンションアガっちゃいますね。ラスサビ前の盛り上げ方がかなり個人的に好みです。

3月

デフラグ/lapix feat.棗いつき

少し趣向を変えて電子音楽方面の話もしようかと。この時期のlapixさんは色んな方とコラボして楽曲を発表しており、その中の一曲。棗いつきさんのかわいくも強く芯のあるボーカルが若干病んだ歌詞に乗っかって、暴走した感情が上手く表現されています。低音もボーカルと被らない音域なので、いい意味で暴れ散らかしてます。

4月

雑踏、僕らの街/トゲナシトゲアリ

4月期のアニメガールズバンドクライのOPにして、このバンド屈指の難曲です。よくある声優バンドみたいなものではなく、各パートの楽器できる人をオーディションして声優にした逆転コンテンツなので、演奏力はホンモノ。他にも良い曲たくさんあるのでぜひ。

5月

ずうっといっしょ！/キタニタツヤ

某林檎Music曰く今年1番再生した曲。我が敬愛するアーティスト、キタニタツヤさんの名曲です。キタニ特有のドロドロとした感情を全て叩き込んだ歌詞と、歪みきって千切れそうなギターサウンド、畳み掛ける展開と展開、最後まで息付く暇もなく駆け抜けていく。

6月

ラスガノ/climbgrow

重厚なロックの体現者、climbgrowから繰り出された特大級の楽曲。嗄れた声とがなる歌い方がミッシェルなどを想起させます。ギターソロは唯一無二で、ドラムの堅実な四つ打ちも華を添える。ベースは予想した数倍暴れます、ご覚悟を。何度聴いても新たな発見があるし、自分を奮い立たせてくれる素敵なトラックです。

7月

ロウラヴ/King Gnu

ご存知超有名バンドのKing Gnuの名義変更後ファーストアルバムから、ダウナーでチルアウトなチューンを選出。今年の夏はやたらと暑く、冷房の効いた部屋に篭もりっきりでした。だからなのか夏バテ気味に気怠い身体と妙にマッチしてくれましたね。ここまで妖しげで懶《ものう》げな雰囲気を醸し出せるバンドは無二だと思います。どう演（や）ってもオシャレさが勝つと思うので。

8月

UMA SUMMER/Various Artists

ウマ娘の夏アップデートで追加された新曲。色々な人が歌ってるので名称がVarious Artists扱いになってますが、ちゃんと公式から出てます。タオルを回して気分をアゲたい時に聴いてますね。

9月

Madness/SIX LOUNGE

大分発ロックバンドSIX LOUNGEの一曲。今年かなりSIX LOUNGEを聴いてた中でも一番聴いていたMadnessをチョイス。急き立てるようなリズム隊のビート、切れ味抜群のカッティングギター、低音から高音、ファルセットまで歌いこなすボーカル。最高の仕上がりでした。

10月

UNDER and OVER/THE ORAL CIGARETTES

秋クールアニメ「来世は他人がいい」のOP。オーラルらしいオルタナ感を出しつつポップな曲調を失わないバランス感覚が光る。歌詞も急に不穏になる箇所があったりフックが効いており、飽きずに聴けますね。

11月

椎名林檎/ありきたりな女

この辺から残暑が終わり、急に寒くなったことを覚えていますね。冬を迎えるに連れて少し物寂しいような曲が聴きたくなって、大好きなアルバムから引っ張り出してきました。コード進行がかなり異質で、ギターで弾くのが実は大変という曲だったりします。

12月

IN_MY_HEAD/なとり

12月の半ばに風邪で若干寝込んでいた時期があるのですが、その時によく聴いてました。今はもうすっかり元気になってますのでご心配なく。打ち込みの電子音と乱高下するボーカルの音程が見事にダンサブルな雰囲気を醸成したエレクトロ・ポップの傑作ですね。コーレスのようにワンフレーズを繰り返すサビも印象的です。耳に残る、イヤーワームな一曲。

とまぁ一年を振り返ってみたのですが、まだまだ紹介したい曲は尽きませんね。来年も素敵な音楽に出会えますように！