2025年。1月4日にゃんこ支離滅裂11
車は走るよ何処までも僕は猫だから相棒の名前は既に忘れてしまった。が後で聞くしかないだろう。聞けばまた分かるだろうがすぐに忘れてしまうだろう。これは猫の性とも言えようものだが、このままだとただの猫になり果ててしまうからせっかく特別な猫になって猫として扱われているのだから僕はもっともっと自分磨きをしなければならないし、頑張ると決心した。やがて見えてきたのは部屋と大きく書かれた場所だった。それはまるで野球球場のような場所だったというかほぼ見た目野球球場だった。上が開くタイプの。誰もいないのだが入り口に近づくと自動ドアが開いて、入るとそれは本当に野球球場だった。僕が前に忍び込んだ事があるから間違いない。いや僕が見たそれと同じだった。記憶のそれと。「ここまでくる道。それは俺が昔通ったアメリカの景色に似ている。これはここはもしかして仮想現実なのか、はたまた記憶を元に再構築された現実の建物なのかと、そんな事を相棒が言ってたら、入り口に説明書があった。『この部屋、およびこのフロアの景色は二人の記憶を元に魔法で再構築された実際の建物です。だから仮想現実ではないから安心して下さいね』かっこ笑い。みたいな感じで書かれていて。「ほう、他の世界では魔法があるのか。ならば魔法で前回王者が倒されたのも合点がいくな」と相棒は言っていた。相棒はとてもやる気満々になって、「今日は寝て、しばらく寝て、三か月間寝て大会を迎えようと思っていたけど、やはりやめだ。今から三か月間練習することにする」と果然やる気を出したのだった。
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