元いじめっ子は、モブになりたい

学生モブ

第1話エピローグ

「おいおいおい、こんな所で泣いちまうのか?」

「うっうっ」

少年が、人を泣かせた様だ。

「度胸あるなお前、そう言えばお前好きな人。いるんだったなぁあ〜あ可哀想に僕に口喧嘩を仕掛けるからこうなったんだぜ、そこでしぃっかり反省しとけよ」

「うわぁ〜ん」

ーーあ〜あまたやってしまった。

自分の事が『一層いっそう』嫌いになった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「俺の名前は、井澤健太!趣味は、ラグビーの試合を見ること、これからよろしくな‼︎」

ーー突然だが、今は中学一年生の最初の授業その内容は『自己紹介』だ。ここで話す内容によってクラスの立ち位置が大体決まる。

どんどん順番が回ってくる。

ーー俺の番だ‼︎刮目せよ我が演技‼︎

「それじゃあ出席番号二十九番さん〜」

まずは、ビックリしたふりをし椅子を立つ時勢いをつけて思いっきり後ろの席にぶつける。

「あっごっごめんなさい」

ーーなんて腰の低い謝罪、完璧だ!(自画自賛)

「ぼっ僕の名前は、竹田 秀介しゅ趣味は、読書でふ」

ーー完璧だ。これが理想的な学生モブAの姿緊張しているフリも最後の最後で噛んでしまうのも完璧だっ

『少なくともこれで僕は、陰キャになれるはずだ」

ーーアイツは、絶対この学校に来てキャラ変しようとしてるヤツだな。コイツは、絶対裏の顔がヤバい、おおっとなんで俺は、クラスメイトの弱みを探ろうとしているんだ。やっぱり癖が…

「自己紹介は、終わったなクラス写真を撮りに行くから出席番号順でついて来てくれ」

「「「はぁい」」」

ーーこの学校では、誰も虐めずに絶対モブになる。『待ってろよ俺のモブライフ』

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

元いじめっ子は、モブになりたい 学生モブ @StudentMOB0024

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る