第4話

盗み聞きした事を後悔した。




「オイ、無駄話ばっかしてんじゃねぇぞ」




「うわっ、すっすんません!!」



オジサンの怖い声によって、聞きたくない話がやっと終った。



さっきまでは楽しい気分だったのに、最悪。




バタバタと動き出す足音を遠くに聞きながら、そのままフォークをお皿の上に置いた。




今の話は、別に驚くような内容じゃないのに・・・・・




私は食べ掛けのチョコムースをそのままに、部屋へと戻った。

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