第1話

「新春!国民的超豪華スター軍団大冒険!~未知なる国で笑いと涙の大奮闘スペシャル~!!」


豪華な船のデッキに集まる日本の各界を代表する超豪華メンバーたちの笑顔が映し出され、明るい音楽が流れ始めた。


星野 宇宙:「新年あけましておめでとうございます!!司会を務める昨年のM-1チャンピオン、トンチキクルーの星野宇宙です!」


大地 光:「そして私が、大地光でーす!今日はなんと、今をときめく国民的大スターたちが集まって、未知なる国で大冒険を繰り広げるっていう企画です!」


星野 宇宙(楽しそうに):「いやー、今日のメンバーはさすがに豪華過ぎて目がくらみますね!でもこれって謎の企画だなー。大冒険って何をするんでしょうね?」


大地 光(楽しそうに):「それがですね。なんでも誰も行ったことのない異国の地で、悪の支配者から宝を取り戻すための大冒険らしいですよー!」


星野 宇宙(首を傾げて):「悪の支配者?それって、どういうこと?まるでテレビゲームみたいじゃない!?」


大地 光(笑いながら):「ゲームじゃないですよー!今日はリアルなアドベンチャーですからー!」


星野 宇宙(腑に落ちない顔で):「本当に?でも、悪の大魔王が出てきて、『ヌハハハー、我が支配からは逃げられぬわ!』とか言われて全員捕まったらどーすんの?放送事故じゃ済みませんよ?」


大地 光(おどけて):「その時はもう、神谷選手がドリブルで10人抜きしてる間にみんなで逃げましょう!」


神谷 遼(笑顔で):「それはさすがに無理ですけど、みんなで力を合わせればきっと乗り越えられますよ!」


星野 宇宙(納得しながら苦笑いで):「まあ、そうですね。ちょっと何だか分からないですけど、みんなで協力して、とにかく楽しい冒険にして行きましょう!」


大地 光(明るく):「そっすね!それじゃあ、まずは自己紹介から始めましょう!まずはサッカー日本代表のエース、今年プレミアリーグのMVPを獲得されました、神谷選手からー!」


神谷 遼(爽やかな笑顔で):「こんにちは!神谷遼です。サッカーでは華麗なドリブルからのゴールが得意ですが、今回は華麗に皆さんと仲良くなることをゴールにして、頑張ります!」


大地 光(笑いながら):「ずっとドリブルしながらの友達作りっすかー?さすがですねー!」


神谷 遼(照れ笑いで):「大丈夫、余裕です!次は将棋界の若き大天才、タイトル七冠を達成した、中村颯太さん!」


星野 宇宙(ツッコむように):「君が回すんかい!」


中村 颯太(照れた感じで):「中村颯太です。将棋の世界ではいつも真剣勝負ですが、今回は少しでも皆さんの笑いを取れるように頑張ります!」


大地 光(おどけて):「えー?我々のライバル出現ですね!それより次の対局中に対戦相手を笑わせてくださいよ!」


中村 颯太(笑って):「それは難しいですが、頑張ります!」


星野 宇宙(少しシリアスに):「さて、次はメジャーリーグのスーパースター、3年連続のホームラン王と盗塁王そして投手としても20勝を達成した、渡辺翔一投手です!」


渡辺翔一(親しみやすい表情で):「渡辺翔一です!アメリカではホームランを狙っていますが、今日はチームプレイを大切にして皆さんと楽しみたいです!」


大地 光(おどけて):「いやいや笑いのホームランは何本でもOKですけど、危険なスライディングだけはやめてくださいねー!」


星野宇宙(ニヤニヤして):「そうそう、スベるのは大地の仕事だからね。」


渡辺翔一(笑って):「分かりました!次は、国民的歌うまYouTuberでフォロワー数800万人のKirara⭐︎さん!」


星野 宇宙(苦笑いで):「あ、君も回すの?」


Kirara⭐︎(元気いっぱいに):「こんにちはー!Kirara⭐︎です!YouTubeでは歌やダンスをやらせて頂いてますが、今回は皆さんに色々な、心のこもったパフォーマンスをお届けできるよう

頑張ります!」


大地 光(ニヤニヤして):「いつもあの歌聞いてますよー、『ブリブリ!』でしたっけ?いい歌だよねー!あれ?いつもより緊張してる?」


Kirara⭐︎(困り顔で):「『ルビラビ⭐︎』です!

やっぱり、こんなに凄い方ばっかりに囲まれてちょっと緊張してます。」


星野 宇宙(笑顔で):「やっぱり可愛いですねー!Kirara⭐︎さん、悪の支配者が相手でも、パフォーマンスできるんですか?」


Kirara⭐︎(ウインクして):「もちろんです!皆さんが笑顔になれるように頑張りまーす!」


大地 光(興奮気味に):「さーて、みんな準備は出来たようだな!全員の自己紹介が終わったところで、大冒険をスタートするか!」


星野 宇宙(冷静に):「あ、まだもう1人…いやもう一頭、自己紹介が残ってましたね!今年の競馬界の年度代表馬で、史上最高の獲得賞金30億円のスーパースターホース、フレイムスター号です!」


大地 光(ニヤリとしながら):「さあフレイムスターさん、自己紹介をどうぞー!」


フレイムスター(厩務員に小声で呼びかけられる):「……………」


星野 宇宙(ちょっと困った感じで):「やっぱりお馬さんですからねー…」


フレイムスター:(歯ぐきを見せながら両前足を挙げて、ヒヒーン!と豪快な鳴き声をあげ、場を沸かせる)


星野 宇宙(笑いながらツッコミ):「ヒヒーン!って、このタイミングで…さすがは名馬ですね!なるほど、俺が1番速いってことですね!?」


フレイムスター(そのまま厩務員を引っ張り、船のデッキを楽しそうに走り回る)


星野 宇宙(少し焦り気味に):「あ、危ないよ!フレイムスター!有馬記念じゃ無いですよー!厩務員さん、こんなに元気で大丈夫なんですか?何十億のお体なんだから!」


大地 光(大笑いしながら):「いやいや、確かにお体の価値えぐいことになってるけどー、翔一選手なんか1000億円プレーヤーやからねー」


神谷 遼(ニヤリとしながら):「翔一さんが怪我でもしたら本当に1000億の損失ですからね!」


渡辺 翔一(照れ笑いを浮かべながら):「いやいや、そんなに高く言わないでくださいよ!大丈夫、僕は安全第一ですから!」


星野 宇宙(楽しそうに):「いやー、それにしても豪華すぎる冒険チームやな!じゃあみんな、気をつけながら未知の国で大冒険を始めましょう!!」

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