第2話 まゆ

 ピーピーピー、ピーピーピー

眠い目をこすりながらスマホのアラーム音で

目を覚ます。


 眠たい、さすがに3日連続で3時終わりはきつい。

私の名前は「まゆ」昼職と夜職のダブルワークを

しています。


 これが私の変わらない日常、、、

何の目標もなく、ただただ寝て起きて出勤を

繰り返す日々。いつ終わりを迎えるか、わからない日常に心は疲れきっていた。


 ただ昨日の夜は少し変わったコトがあった。

夜の仕事中、目知らぬ男性からすごい目線をずっと感じていた。あの人なんで、、そんなに見つめてくるんだろう?ちょっと気持ち悪い、、と思っているとその男性の席についた。


 近くで見る男性の第一印象はスーツを着たガッチリとした体格のサラリーマン。髪型はキレイに整った短髪。


「初めまして、まゆです」

 まずは自己紹介をして相手の反応を見て見ると

まさかの一言。

「ちゃんと寝れてる?」

 えっ、、、なんで、わかるのか不思議だった、、、

誰にもわからないように、隠していたのに、、、

この時すでに気持ち悪い人から不思議な人に

変わっていた。


 5分位話したところで、「しまさん」は他のお客さんと店を帰っていっちゃった。

あまり私から聞くことはないんだけど、

なぜか、すごーく「しまさん」が気になったから

LINEを交換。とくに恋愛感情とか、、

そう言うのではないんだけど、、、

なぜか、、あの時はまた話したいなと思った。


続く

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